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「美しきこともなき世を美しく。」
こんにちは。今回は自分にとってカメラとは何なのか、見つめ直すためにノートを書いていきたいと思います。
自己紹介
まず僕についてざっくりとですが、約五年前に新卒でベトナムの会社に就職をし、今は写真・映像家としてベトナムで活動をしています。企業のプロモーションビデオやポートレートを撮る傍ら、ベトナム国内の知る人ぞ知る名所を巡りインスタグラムやWEBサイトでその魅力を発信しています。嬉しいことにフォローしてくださっている方々の過半数はベトナム現地の方々で、他にもベトナムに興味を持っている世界中の人にコンテンツを見て頂いています。
そもそもなんでベトナムで活動をしているのか?
過去何度聞かれてきたかわからないこの質問。ただお恥ずかしながら直感で行動するタイプの僕には「これだ!」という説明がうまくできません。ただ言えるのは平成生まれゆとり世代の僕には「急成長するこの国がとても魅力的に感じる」ということ。もちろん新興国だから不便なことは沢山あるけど、コンフォートゾーンを離れ常に心拍数高くいれる感じが好き。道を埋め尽くすバイクの騒音と熱気、道路を作る余裕なんてないほどに建物で埋め尽くされた街の景観。都会で生まれ育ったって人にこそ一度は来て欲しい、そんな国なんです。
で、なんでベトナムでカメラ?
カメラは世界共通の"人の心を動かすツール"だと思っています。写真や動画には言語の壁を超えて想いや世界観を伝えることができる力が秘められている。カメラを仕事にしている人の特権は国を選ばずに自由に働けることだと思っていて、その気になればハワイのワイキキで最高の景色を撮りながら生活することも、南極でオーロラ写真家になることだって不可能じゃない。
でも僕にとっては不思議とそれらは魅力に感じず、ベトナムで写真・動画を撮り続けることの方がずっと魅力的に感じるんです。
美しきこともなき世を美しく。
誤解を招く言い方かもしれないけど正直にいうと、ベトナムはまだ完成された国ではない。街にゴミは落ちてるし、川の近くとか少し臭ったりする場所もある。お隣の中国とは違って建設中の建物ばかりだから、100万ドルの夜景が撮れる場所があるわけでもない。でもだからこそ、そんな国だからこそ、写真・映像家として活動に大きな価値があると思う。
自分っていうフィルターを通した時に世の中がどういう風に見えているのかカメラは語る。だから自分の世界の外(価値観)でカメラを使った方が新しい発見があるはず。
僕のカメラの楽しみ方
綺麗事ばかりじゃない僕らの世界、
そんなところだからこそカメラを使って一人でも多くの人に
「こんな綺麗な場所があるんだ。」
「自分はこんな綺麗な国に住んでいるんだ。」
って想って欲しい。
それが僕の純粋なモチベーションであって、
最高のカメラの楽しみ方なんだ。