[memo] 語の意味の捉え方(私の場合)
※今この時にどう考えていたのか、記録として残したくて書きました。
特に記事のために書いたわけではありませんが、体裁が整ったため、
よろしければどうぞ。
英語を学んでいると、その感覚が日本語と似ていることに気付き、もともと固着していた苦手意識が剥がれていきました。
英語の何が日本語と似ていると感じるのか。
その最たるものが「語の意味の捉え方」です。
それについて、今回は書いてみます。
私は、英単語は「漢字のようなもの」と考えています。
例えば「人」や「手」。それぞれ1つの語として言葉に使います。ですが、「侍」「持」のように漢字の「人偏」「手偏」として別の漢字にもニュアンスとして組み込まれます。「英語の語源」は、まさしくこの「◯偏」のようなものではないでしょうか。そして、英単語が複数並んで意味を作る時、漢字の「4字熟語」に見られるような「熟語(フレーズ)としての別の意味」を持ちます。
また、句動詞に使われるような簡単な動詞と難しい動詞。これもまた日本語に似たような表現があります。
「意味を掴む/捉える」「理解する」。この2つは同じような意味で使われますが、「catch the meaning」 「understand」のように言えます。日英どちらも、一言で伝える表現もあれば、別の言い方もある。しかも英語での別の言い方は、日本語を直訳したかのようなフレーズになることも多いように感じます。
日本語の表現を知っていれば、英語の表現も「なるほど!」と理解が進みます。逆に知らなければ、英語を学んだついでに、日本語でもそういう言い方があるのか調べてみたくなります。(日本語も学び始めてから我慢できなくなり、日本国語大辞典アプリも買ってしまいました。)
先程あげた例で言えば、
「catch the meaning」の意味を「理解する」と覚えてしまうと大変だと思います。the meaning が別の名詞に置き換わるたびに「別の意味を覚える必要がでてくる」からです。
それよりも素直に「意味を掴む」そのままで、どのような意味かを「頭で解釈できる」方が覚えることも少なく済みます。
これはまさに、「句動詞」と「難しい一語」の関係です。使われる名詞により「いろいろな意味」にとれるのが句動詞ではないでしょうか。
だから私は、「catch」の、1語そのまま、1語それだけ、の意味(ニュアンス、感覚)を掴むように頑張っています。
catchのような1語に、複数の語源の意味が混ざっていない限り、
「1つの意味」にまで抽象化できると考え自分用の辞書を作成しています。
翻訳して伝えるための格好良い表現にする必要はありません。
よりシンプルに簡潔に、でも正確に、自分だけがわかれば良い、
catchのような1語を「一言で説明するつもりで意味定義する」のが、
私の語の捉え方です。そして意味定義を覚えるのではなく、使うことで感覚として身につけるようにしています。
(使うというのは、その語の例文をたくさん読むのでも、文を自分で作るのでも構いません。自分が定義した意味を頭で理解した上で、その理解した感覚で語を使うことを意識しています。)
そしてここからがスタート。
「ボールを掴む(catch the ball)」の場合は、特別な意味はなく、単にボールを掴むだけですよね。
「意味を掴む(catch the meaning)」の場合も、単に意味を掴むだけのはずですが、「理解する」という、ニュアンスは感じられるけど、ちょっと別の意味合いとして使われる(相手に受け取られる)のです。
これはイメージ化すると解釈しやすいと思います。
「意味を手で掴んで頭の中に突っ込んでいる」そんなイメージです。
take the meaning into myself とも言えるでしょうか。
だから、catchと組み合わせる「名詞や状況」によっては、別の意味に取られるから「注意することが重要」になってきます。
まるで「英語のスラング」のようですね。
別の言い方をすると、
「catch には組み合わせて使われやすい名詞や状況や副詞があるのです。」
ある意味で、使う際に- 注意すべき組み合わせ -とも言えます。
つまりここからは「上手い言(こと)を言うなぁ」「それはマズイ表現だよ」のような世界で、「経験を積みながら、表現を学ぶ」フェーズに入っていくと考えています。
辞書に載るほど実際に普及しているフレーズというものは、それぞれの1語のニュアンスが活かされ残っている表現だと感じています。もしくはよほど語呂が良かったとか。
私は辞書にある句動詞の意味を覚えていませんが、簡単な日本語を並べてイメージを作る感覚で、句動詞の1語1語を並べるだけで、翻訳アプリを通せば伝えたい表現になっていることが多々あります。そのためにも1語1語のニュアンスを正しく捉えるのが重要だと考えています。
そこでたとえ若干意味が外れていても、自分が使う必要がある表現だけ、その時々で「上手い言い回し」を覚えていけばよいので、最初に無差別にまとめて覚えるよりも、気持ち的にも楽な気がしています。
※ちょっと通りがかった時に、私のメモ(To:未来の自分)を落としてしまっただけなので(笑)、休載期間は継続中です。
実際近くを通る機会も次第になくなってくると思います。