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状態動詞、動作動詞とは?
私には、
状態動詞(Stative Verbs)
動作動詞(Dynamic verbs)
この違いが難しい。
動詞によってはどちらなのか非常に悩みます。
文法の機能的に判断?意味的に判断?
人が住んでいる(live)って、住んでいる中で人はずっとは静止していないというのは無しですよね。それを言ってしまえば人は生きていれば呼吸しているし心臓も動いています。形容詞だからStativeと思われるangryも、静止して「怒っている」というわけでは無いでしょう。
状態と動作の境目って何でしょうか?
調べてみたら面白い見解を見つけました。
状態動詞であっても
〜ingとして使っている時は動作動詞なのだそうです。
いずれにしても文脈で状態動詞と動作動詞は判断されると述べていました。
like だから love だからと一律に決まらないということです。
この見解にはしっくりくるものがあります。
ちょっと個人的に気になる例文を作ってみました。
I have three times lived in Tokyo in my life.
I have many times been to America.
I am living in Osaka.
Some cats sometimes live here.
I love the place just for a certain time of every night.
live, be, love には、それぞれ変化を感じます。
これらも状態動詞と言ってよいのでしょうか。
ただ、この方向で状態と動作を区別したとして、それを何に活かしたいのかが分からなくなりました(自分が使いやすい文法定義への活かし方という意味です)。
こうなると、自分が「何のために」状態動詞と動作動詞を区別したいのかをハッキリさせなければならないでしょう。
私にとっては今のところ「現在形(1語)の状態イメージが一定か変動か」が文法上で重要であると思い至りました。一定のものが状態動詞、変動のものが動作動詞と呼べるのかもしれません。しかもこれは、文脈により変わる可能性も念のため想定しておく必要がありそうです。変わったとして、それが文法に影響するのかを今後見極めていくつもりでいます。
もし、自分の文法説明で状態動詞や動作動詞の言葉を使うなら、言葉の定義を明確にする必要があるように感じました。今の定義って人それぞれで解釈が違っているような、どこかぼんやりと曖昧な気がしているのです。