炭水化物をやめられない人へのアドバイス
これまでの典型的な日本食はもちろん、自然食品を中心にしてきた人でも
これまで摂取してきたカロリーの半分以上が炭水化物まみれだったと断言しても間違いではないでしょう。
甘いお菓子やデザートに入っている砂糖だけでなく
でんぷん、穀物、果物、豆類、乳製品に含まれるブドウ糖などの糖をたくさん食べてきたのではないでしょうか?
しかし、脂肪燃焼体質に切り替え、身体の脂肪を落としていくには
あらゆる糖を大幅にカットしなければいけません。
具体的には、一日に純炭水化物量が20g未満になるようにし
(総炭水化物量から食物繊維を引いた量)
そしてこの量に体が完全に慣れ、脂肪を主な燃料として消費するようになるまでに個人差がありますが
数週間から数ヶ月はかかるケースがあります。
ところが脂肪燃焼の概念は頭では理解できても
実際に食事から糖を除去するのはなかなか難しいと思います。
その理由をお伝えすると、次の4つに大きく分類できます。
1 頻繁に補給されるブドウ糖に体が依存している
繰り返しますが、脂肪燃焼体質に変わる前に
糖として体内で消費されていた食べ物を断ってしまうと
飢餓感や糖への強い欲求が現れます。
なぜなら体内に貯蔵されたグリコーゲンが尽きかけても
脂肪燃焼体質に切り替えられるように身体がまだ機能しておらず
肝臓では全てのエネルギーをまかなえるだけの量のケトンをつくりだせていないからです。
また、長年、糖を主にエネルギーにしてきた代謝のケースを挙げると
「炭水化物を多く摂取して、血糖値を上げてインスリンの分泌を増やす」
↓
「それによりブドウ糖が血流から排出され、血糖値が下がる」
この血糖値とインスリンの上げ下げによる一連の反応を
脳は空腹感として学習しているのです。
そのため、脂肪燃焼体質になるためには
実践し初めの頃はこの悪循環を乗り越えなければなりません。
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