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⑤食品栄養成分表示の読み方について
減量やダイエット、デトックス、筋力トレーニングの取り組みでは、食品パッケージにある栄養成分表示のラベルを理解できれば捗ります。
栄養成分表示が読めるようになれば、その食材が身体に適切がどうか自分で判断できるようになります。
「総炭水化物」
栄養成分表示中の中で最も注目すべきは、「総炭水化物」です。
これは糖質の表示よりも重要です。
糖質の表示には炭水化物に含まれる、糖、デンプン、食物繊維が合計されて表示してあったり、デンプンの糖が表示されていないケースがあるからです。
紛らわしいことに、栄養成分表示において「糖質」という表示には、デンプンに含まれる3分子以上の長さを持つブドウ糖は記載されていないのです。
このような名称上の分類ルールとは関係なく、デンプンに含まれるブドウ糖も口に入れてしまえば普通の砂糖と変わりません。
例えば、もしラベルの表示が糖質0であっても、炭水化物20gと記されていたとしても、食物繊維の他にもデンプンである糖が含まれているということです。
「食物繊維」
次に注目すべき表示は「食物繊維」です。
食物繊維も炭水化物の一種です。
食物繊維に含まれるブドウ糖の分子は、消化されても血流に乗らない結びつき方をしています。
食物繊維は他のブドウ糖と違って、体内のインスリン値に影響がありません。
重複しますが食物繊維は腸内で善玉菌の餌になるためプレバイオティクスに該当するので健康改善効果があります。
栄養成分表示にある炭水化物の量から食物繊維の量を引けば、純粋な炭水化物の量がわかります。
しかし注意として
加工され、食物繊維が大量に添加されている加工食品では総炭水化物の量から差し引く食物繊維の量をラベル表示の半分程度だと考慮する必要があります。
添加されている食物繊維には、体内のブドウ糖やインスリン値を上昇させてしまう可能性があるためです。
自然食品であれば数少ない例外を除き、このように食物繊維の量をいじって計算する必要はないので、なるべく未加工の食品を選ぶと良いですね。
「水素添加油(ショートニング)」
次に注目したいのは、「水素添加油(ショートニング)」の表示です。
ここにも栄養成分表示の抜け穴があります。
製造者は水素添加油を食品に添加していても、一食あたり0.5gまではその表示を「0g」にできます。
思わず身体の中に入れてしまうことがあるので注意が必要です。
隠れている糖や人工油脂を見抜く
いずれにしても、食品を購入する際パッケージに表示されている材料の一つひとつが何だかわかるものだけを買うようにしていきます。
例えば、オーガニックのサトウキビシロップ、メープルシロップ、蜂蜜、アガペシロップなどは
身体の自浄作用にスイッチをONにする食事法においては、全てがNG食材です。
それらには精製された食用デンプンが含まれていたり、そもそも糖には変わりありません。
日本の調味料では、醤油や味噌にも無視できない量の炭水化物が含まれています。
市販のドレッシングやタレ、チューブ状の薬味なども同様です。
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