姿勢の大切さ
特別支援学校教員のたにやんです。
今回は姿勢の大切さについてお話しします。
姿勢が大切だというのはなんとなくわかっていることだと思います。私もなんとなく姿勢の大切さは理解していました。で、今回動作法という心理療法について学んでいます。その結果、姿勢の大切さを改めて感じることができました。
◯誤った姿勢で学習し続けるリスク
例えば、歩行訓練をする時に誤った姿勢で歩行してしまうと、良くない姿勢が身についてしまいます。長年誤った姿勢が積み重なってしまうと修正が難しくなります。なので、学習を行う前に正しい姿勢を整えることが最初です。
◯良い姿勢のメリット
良い姿勢が整うと体の可動域は増えます。その結果、体を動かしやすくなります。ということは自分の体がよりコントロールしやすい状態になるということです。コントロールしやすくなるということは新しい課題にチャレンジする回数が増えます。すると学習量が増えて成長が促進されます。なぜ、挑戦する量が増えるか説明します。例えば、運動神経がとても良い人と、とびっきりの不器用な人では、新しい運動課題へ取り組もうとする意欲は間違いなく運動神経がとても良い人の方が高いです。それは成功する可能性が高いし、自分の体を操れるので、成功のイメージも持ちやすいからです。
このように、ただ運動が上達するだけでなく、積極性が増したり、情緒の安定や社会との交流が増えるなど、いろんな効果が見込まれます。