会社倒産後。
倒産認定を受けたあと、破産管財人の弁護士がつきました。
決算書の書き換え・税務申告などをやり直して、税務署からの差し押さえは何とか免れましたが、
会社の土地建物の名義が、私個人になったいたので(詐欺師が書き換えした為)、固定資産税を滞納していました。
督促状が何度も来て、結局自宅は差し押さえられてしまいました。
あ、またか。
私はもう逃げられないんだ。
安心して暮らせないんだな。
これから、どうなってしまうんだろう。
あーもう死にたい。
倒産前後に毎日送られてくるいろんな所からの督促状。
法的手段に出ると、書いてありました。
破産管財人がついてからは、そのような書類を見る事はなくなりました。
破産管財人の弁護士に呼ばれ、事務所に行きました。
強い口調で、いろいろ言われました。
そして、払えないなら自己破産しろと言われてしまいます。
帰り道、突然母から電話がありました。
絶対、自己破産するな。
○○さん(詐欺師)が、ちゃんとしてくれるから。
親のいう事は聞きなさい。
余計な事を言ったり、してはなりません。
と怒っているのです。
もう訳がわかりません。
私の生活の面倒なんか見ないくせにと思いました。
詐欺師に何か言われたんだなと思いました。
倒産後、親族Aの長男が、
警察に詐欺師の告発状を出す為、ある弁護士に頼んでいたので、事情をわかっているだろうと、私の自己破産手続も頼む事にしました。
告発状の件で、私は何度かその弁護士にも会っていたので、お願いしやすかったというのもありました。
しかし自己破産する時は、
自己破産専門の弁護士に依頼する事をオススメします。
依頼して1年後、やっと自己破産の手続がはじまりました。
そして貯金も底をつき、生活保護の申請を役所に出しました。
すぐ生活保護の許可がおり、食べる物が買えるようになりました。
子供達は、自分たちの生活で精一杯です。
迷惑はかけられません。
でも、弁護士費用は、出してくれました。
それだけで、十分です。
その1年間、私は引きこもり死ぬ事ばかり考えていました。
どうやったら、楽に死ねるのかな?
いや、詐欺師の悪事を警察やマスコミ・いろんな所に知らしてからにしよう。
でないと、ただの犬死になってしまう。
いっその事、アイツを殺してから死のう。
等と物騒な事まで考えていました。
毎日毎日。
頭の中は、同じ所をグルグル思い返しては、絶望の日々を送っていました。
私個人にやっと破産管財人の弁護士がつきました。
とても親身になったくれる弁護士だったのが、救いでした。
自己破産手続を頼んだ弁護士は、残念ながらポンコツでした。(ごめんなさい)
そして倒産して、1年後2018年11月詐欺師は逮捕されます。
ある銀行が詐欺罪で、検察に訴えていたのです。
逮捕される前の半年間、何度も警察本部に呼ばれました。
その頃の私は、うつ真っ盛り。
駅のホームに立てば、このまま飛び込んだら死ねるな。
交差点で信号待ちすれば、次にダンプカーが来たら前に立とう。
そんな状態でした。
外に出れない日は、刑事さんが家まで迎えに来てくれたり。
そして逮捕の日。
刑事さんから電話がありました。
「今日の早朝、詐欺師を逮捕しました」
とうとう逮捕されたんだ!
正直、嬉しかった。
その2日前に、親族Aは警察本部に
呼ばれていたのか、メールが来ました。
「今、警察からの帰りです。
私は、あなたに迷惑をかけました。
謝罪します。」
と、でも反省の気持ちは一欠片も
感じない形だけのメールでした。
今でも、二度ほど顔を合わせる事がありましたが、ごめんなさいの一言もありません。
相変わらず、命令口調は変わっていません。
残念です。
私も親族Aとは、縁を切りました。
自己破産した為、家を出て行かなければならなくなり、引っ越しをしましたが、住所は教えていません。
でも、弁護士を通して今の住まいは知っているようです。
あれだけ、これでもかって位メールを
送って来ていた親族Aからは、もうメールが来なくなりました。
私は、メアドを変えたのでショートメールが、一度だけありました。
「メアドを教えなさい!との内容でした。
ライン申請も即ブロックしました。
もう親族Aとは、関わりたくないのです。
私が、壊れてしまうから。
そんな事に気づいたのは、還暦を過ぎた今頃です。
遅すぎですよね。