そのとき主審は何を見てそう判断したのか? #361
皆さん、こんにちは。家本です。
今回は、先日行われたJ3リーグ 第6節の中から「これってどうなの?」「なんで主審はそう判断したの?」と僕が気になったシーンについて解説します。
F大阪 v 松本戦 総評について
3月23日に行われたJ3リーグ F大阪 v 松本戦は9枚のイエローカード、2枚のレッドカードがだされる激しい試合となりました。
何があったのか、どうすればよかったのか、検証してみます。
【前半総評】
1.前提
この試合は雨の中の試合でした。その影響でフィールドは水が浮き、ボールや選手のプレーにかなり大きな悪影響がありました。こういう悪コンディションの試合は、選手の判断がネガティブになりやすく、感情的になったり、懲戒罰に値する激しいプレーが散見されやすくなります。そのため、レフェリーがコントロール以上に未然防止やコミュニケーションを丁寧に取ることができるかが、試合の運命を決めると言っても過言ではありません。
2.時間別所管
・00:00~10:00 大きな問題なし
・10:00~20:00 大きな問題なし
・20:00~30:00 大きな問題なし
・30:00~40:00 大きな問題なし
・40:00~前半終了 コントロールとマネジメントに課題
3.議論となるシーン:46分15秒のシーン
ゴール前のこぼれ球を処理しようと、佐相選手(松本)がチャレンジに行きました。結果的にボールには触れられずに舘野選手(F大阪)の足を蹴ってしまいました。F大阪の選手たちは主審に強くアピールした結果、主審は副審1と協議し、最終的に佐相選手がこの日2度目の警告となる行為を行ったとして退場を命じました。
4.判定は妥当だったのか
映像を見る限り…
ここから先は
1,694字
/
3画像
この記事のみ
¥
200
この記事が参加している募集
サポートありがとうございます。 「サッカーを もっと 面白く」「サッカーで もっと 繋がる」「サッカーで もっと 豊かに」 を実現していくための活動資金にさせていただきます。