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正解が無いことに思考を巡らせる

【ラジオ体操185日目】

こんにちは。
小学生の頃に実施した「ウサギと亀」に関するディベートを大人になってもたまに思い出しては真剣に考えることがある似非哲学者コマリストです。


今日は『正解のない問い』というテーマで書いていきたいと思います。


世の中には、数学や化学のように正解や答えのあるものと、哲学のように答えのないものが存在します。


同じ出来事が起きた時に、同じ人間であっても状況やタイミングによっては真逆の答えを選択することもある。


今日は、そんな正解がない問いについて、考えてみたいなと思います。

小学生時代の授業

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『ウサギと亀』
この話を知らない人はほとんどいないと思います。


私が小学生の頃、”あなたが亀だったらウサギを起こすor起こさない”というテーマで、生徒同士がディベートを行いました。


当時の私は”ウサギを起こす派”。


ディベートする相手に対して、「真正面からやっつけないと、いつまで経っても遅いと言われ続ける」ということを熱弁していたことを覚えています。


たぶん真面目だったんですねw
大人になった私だったら、間違いなく起こさない。勝手に寝たのはウサギだし、こちらにはプライドがかかっている。なんていうだろうなと思います。


この授業は、互いに別の答えを持って、話し合いをすることそのものを目的としていたので、授業の中で『答え』のようなものが提示されることはありませんでした。


でね、大人になった私なら”起こさないだろう”と書きましたが、たまにこの話を思い出す時、あえて”起こす派”の立場になって、どうやったら論理的に”起さない派”を説得することができるだろうかということを考えます。


もしかすると小学生当時、全員を納得させられるだけの答えが出なかったことを引きずっているのかもしれません。


正解のない問いについて、考え続ける。


一見無駄な時間にも感じてしまう思考ではありますが、実はこれ、人生の難易度を下げるための良質なツールになりうると思っています。

正解よりも正しい問い

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さて、ではなぜ正解のない問いについて考えることが人生の難易度を下げるために有効なのか。


これはあくまでも私自身の考え方ではありますが、世界中で起きているあらゆる出来事は正解があるものと正解が無いものに分けることができ、その比率は7:3(正解が無いものが7)くらいの比率だと思っています。


というのも、多くの出来事には『人』が関わっていて、その人に大きな影響を与えている『人の心』というのは一人ひとり違うので、結果的に”人によって”答えが異なるという状態になるから。


だからこそ、『正解がない出来事』に対してたくさんの引き出しを持っておくことが、人生の難易度を下げることに役立つと思います。


とは言っても、そもそも正解があるものであれば、調べたり、人に聞いたり、勉強したりすれば身に付けることができますが、正解が無いことについては、調べたって出てこない。


では、どうすれば引き出しの数を増やすことができるのか?


この方法が、
”自分なりに『問いかけ』をし続ける”ということです。


ポイントは”何度も同じケースについて考える”ということ。というのも、自分の置かれている状況が変化すれば、そのケースに対して違う考えを持つ可能性が高いんです。


なので、実際には変化していなかったとしても、『もし〇〇だったら・・』という仮説を立てて、考えておく


これによって、引き出しがどんどん増えていくし、実際に環境や状況が変化した時に落ち着いて対応できるようになる。


そして、同じケースについて何度も考えることのメリットはもう一つあります。


「正解が無いもの」というのは、たくさんありますが、これらに対する切り口は似通っているという傾向があるんです。


なぜなら、その多くが「人の心」という不確定要素を内包しているから。


確かに人の心は不確定要素ですが、出来事が無限だとすれば、人の心のパターンは大きく分けると20~30種類以内


ということで、自分自身が考えうる複数パターンで何度も繰り返して一つのケースを掘り下げておくことが、別のケースにも生かされるということです。


少し哲学的な話で、伝わりにくいかもしれませんが、分かりづらい!という方は、試しに「ウサギと亀」で色んな思考パターンを試してみて下さい。

じゃ、またね!

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