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学ぶ手を止める時<374/1000>

【ラジオ体操676日目】
『ニコチンレス生活397日目』

こんにちは。
立ち止まった瞬間に一気に引き戻されてしまうのではないかという不安があって、いつまで経っても学ぶことを辞められないコマリストです。


今日は『学ぶ手を止めた時』というテーマで書いてきたいと思います。


今、このnoteを読んでくれているあなたは、新しいことを学ぶのが好きな人だと思います。


いつもありがとうございます。


ところで、あなたは何のために学んでいますか?


学ぶのに理由なんて必要ないと考えている人もいれば、知らないと損することが多いからという実用的な人まで様々な理由があるはずです。


学ぶことよりも実践することの方が大切だということは、耳にタコができるくらい聞いていると思いますが、実践することが学びだと考えている人だっているので、学びと実践の境界線すらないのかもしれません。
#実践こそ
#最大の学び


今日は、君はいつまで学び続けるのかという質問に、胸を張って死ぬまで学び続けると答えられる大人でありたいというお話です。


弟子入りした相手から聞かされた価値観だからといってすべて受け入れるのが弟子ではないですよね。

大人の学び

学ぶおじさん

まず、社会人になってからも学び続けている人がどのくらいいるのかということについて触れてみます。


あなたは昨年一年間に、自分の意志で仕事にかかわる知識や技術の向上のための取り組み(たとえば、本を読む、自分で勉強をする、 詳しい人に話を聞く、講義を受講する、など)をしましたか

リクルートワークス研究所「全国就業実態パネル調査(JPSED)」


これは、リクルートワークス研究所さんが実施している調査の中にある設問の一つで、この設問に"YES"と答えたのは33.1%だったそうです。
#あなたは
#学んでますか


ちなみに、この調査はリクルート社で働く人たちを対象としているので、全国の人に対して同じ質問を投げたらもっと低い数字になるはず。


兼業・副業が当たり前で、1つの職業経験しかない人の方が珍しいと言われるような企業文化を形成しているリクルート社ですら3割の人しか学んでいない。


となると、社会人になってからでも学ぶ人はかなりの変わり者(変態)だということになります。


幸か不幸か、私は本を読むことが好きだし、今の仕事に就くために様々な仕事を現場で覚えるという人生を選択してきたので、学ばざるを得ない状況下で生きてきました。


学生時代の方が学ぶ量は少なかったと胸を張って言えるくらいには学んでいます。
#かつての私よ
#もっと学べ


こうやって生きていると、私の周りには日常的に学んでいる人が多くなります。


自分よりも学んでいる人がたくさんいる状態なので、まだまだ知識も経験も足りないと周りから刺激を受けて、学ぶ手を止められなくなる。
#みなさん本当に
#勉強家


そんなことが当たり前になっている私からすると、リクルート社の調査結果には割と驚かされます。


”あのリクルートの社員でも3割しか学んでないのか・・”


大人になってから学ぶ人を応援するかのように、『リカレント教育』という言葉が生み出されました。
#最近は聞かなくなった


さらに、最近ではLIFESHIFTという書籍をきっかけに人生100年時代の生き方として『リスキリング』という言葉が生み出されました。
#知ってましたか


言葉が生まれる時、その言葉に付随する行動をしている人達は正当化されます。


これは、ある種の正義というか、正当性を証明されて、強力な武器をGETしたような状態になるということです。


ということで、大人になってからも学び続けた方がよさそうだよね~ということは何となく共感してもらえると思います。

学ぶ手を止めると

止まれ

大人になってからでも学び続けた方が良い。


これ、めちゃめちゃ当たり前のことなのに、どうしてあらためて書いているのかというと、師匠である中村氏との会話から考えさせられたからなんです。


中村氏は、もともと年間に100冊以上の本を読む『読書家』だったそうです。


次々と新しい経営に関する書籍を読んでは自分なりの言葉で理解するということを繰り返し、自己研鑽に励んでいた中村氏。


そんな中村氏に、ある時こんなことを聞いた人がいたそうです。


中村君は、一体いつまで経営のことを学んでるんだ?


この質問、衝撃を受けたそうです。


思うような成果を出すことが出来ていなかった頃に先輩から言われた言葉らしく、この言葉を受けて「自分の使命は学ぶことでは無く、学んだことをクライアントに提供することだ」と思い直した。


その日を境に、本を1冊も読まなくなったそうです。
#極端すぎる
#成功の秘訣かも


もちろん、新しい概念やクライアントのサポートに必要な知識の補充という場面では読むこともあるそうですが、日常的には本を読まない。


だからといって学ぶことを辞めたというわけではないですが、最も手軽で、費用対効果の高い学びは読書だと思っている私からすると学ぶ手を止めたように聞こえました。
#高くても
#1万円以内のものが多い


面白いなと思ったのは、学ぶ手を止めたら転落してしまうんじゃないかという一種の恐怖みたいなものすら感じて学び続けている私が、その学びの中で中村氏と出会ったということ。


学び続けた先で出会うのは、学び続けている人だけだと思っていた私にとっては新鮮な話でした。


もちろん、過去に膨大な学びを得てきた人であることは間違いありません。


人生経験も含めて、私なんか足元にも及ばないほどの有識者です。


ですが、この話を聞いた時、少しだけ残念だと感じたのは事実です。というのも、少なくともこの点においては私は同意できなかったから。


私は、得られた知識を提供していくことが使命だということには共感しますが、学び続けて常に情報をアップデートし続けることが誠意だと思っています。


学びを止めたら転落するかもしれないという恐怖があるから学んでいるというのは健全ではないかもしれませんが、この恐怖を払拭した先に学ばない自分がいるんだとしたら、払拭しなくても良いかな。


あなたは、学び続ける手を止められますか?
皆さんの意見が聞けたら嬉しいな。

じゃ、またね~!

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