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SDGs~地球と私と商売と~<94/1000>

【ラジオ体操399日目】
『ニコチンレス生活120日目』


こんにちは。
SDGsという言葉を知ってから早数年。自分とは関係のない話だと決めつけて、真剣に向き合うことを避けてきたけれど、理解が足りないだけだということにようやく気付いたコマリストです。


今日は『トレードオンという考え方』というテーマで書いていきたいと思います。


皆さんはSDGsという言葉を聞いたことがあるでしょうか。


温暖化、海洋汚染、森林破壊、LGBTQなどなど、関連しそうなキーワードは知っているけれど、『私自身』には関係ないと思っている方も多いと思います。


恥ずかしながら、私自身もその一人でした。


個人が何かを始めたところで、海に1滴の水を落とすようなもの。
影響力のある大きな企業や国が、対応すべき問題。


こんな考えが頭のどこかにあって、話のネタとして表面的な情報だけを理解していました。


今日は、物事の本質は真剣に向き合った人にだけ、その片鱗を見せてくれることがあるというお話です。


もしかしたら、自分にもできることがあるのかもしれないと思って頂ける方が一人でも増えたら嬉しいです。

SGDsとはいったい何者なのか

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さて、SDGsとはいったい何者で、私たちにどんな影響を与えるのか。当事者意識を持つためには相手のことをよく知る必要があると思う。


といっても、私自身が学ぶための一歩を踏み出したという程度なので、全貌が見えているわけではありません。


もっと言えば、世界中のほぼ全ての人が手探り状態だというのだから、SDGsというのは生まれたての赤ちゃんのようなもの。


まずは、言葉の意味と概要を整理してみましょう。


SDGsは、「Sustainable Development Goals」の頭文字を取った言葉で、日本語にすると持続可能な開発目標を意味します。


17の世界的目標、169の達成基準、232の指標からなる持続可能な開発のための国際的な開発目標であり、2015年9月の国連サミットで加盟国の全会一致で採択されました。


これだけでは何のことなのかさっぱり分かりません。


一言で言えば、2030年までにより良い世界を目指していきましょう!という世界共通の目標です。


世界中で起きている貧困や飢餓、海洋汚染や温暖化などなど、社会的な問題を地球規模の取組み(みんなで協力して)で解決していこうという大きな大きなお話。


まるで、おとぎ話のようですよね。


これだけ大きな話だからこそ、世界中の人たちがその扱いに躊躇し、自分には関係ないと思ってしまう人が多いのも事実。


けれど、少し考えてみてほしいんです。


自分自身は、今こうして快適に生きていられるけれど、この生活は自分の子どもや孫たちが未来に使うはずだった資源やエネルギーを借りて成り立っている。


自分の大切な存在が幸せに暮らすために必要なものを自分自身が奪っている。


こう言われたら、少しだけ危機感を感じませんか?


自分たちが生きている地球で起きている問題は、自分たちが豊かさを追い求めた結果、壊して、奪ってしまったものが生み出している。


一人一人が、自分自身のために、そして大切な未来の子どもたちのために、出来ることから始めてみませんか?


「たったこれだけのことをしたって、何も変わらない。」


そうではありません。
たったそれだけのことが、あなたの大切な人達を笑顔に変える。


大丈夫。一人じゃないから。


これが、私が考えるSDGsというもの。


SDGsとは、きっと世界中の皆が、手を取り合って大切に大切に育てていく赤ちゃんなのです。

SDGsって儲かるの?

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ここからは、実際に私自身がお話させて頂く方からたまに聞かれる質問について、少しだけ詳しくなった私なりの考えを書いていきます。


その質問は、
『SDGsって儲かるの?』


実はこの質問、結構多いんです。


この質問に対する私の答えを書く前に、皆さんだったらこんな人を見てどう感じますか?


■高齢者に席を譲っても、何か貰えるわけじゃないから譲らない。
■募金や寄付は見返りがないから絶対しない。
■人からは堂々と受け取るけれど、自分からは何も提供しない。


こういった人たちは、法律を破っているわけではありません。悪事を働いているわけでもありません。


けれど、少なくとも私はあまり好きじゃないなと感じるし、こういった人たちと共に生きていきたいとは思いません。


別に成人君主にならなければいけないというわけではありません。


けれど、自分自身がどんな人たちと関わっていたいと感じるのかを考えてみると、何となく見えてくるような気がしませんか?


ビジネスは、「人」が興して動かしています。
このビジネスの便益を受け取るのも「人」です。


人と人が関わって、そこに経済が生まれているのだとすれば、互いに長く付き合っていきたいと思えるような相手を選びたいですよね。


と、ここで最初の質問に戻ります。


『SDGsって儲かるの?』


これに対する私なりの答えは、
「100%儲かります!ただし、儲けることを目的にしなければ。」


何だか、詐欺師みたいな答えですねw
けれど、実際そうなんだろうなと思っています。


私の知る限り、儲けるためにSDGs活動をスタートした人で、この活動が継続して成果に繋がったという人や企業を見たことがありません。


もっと言えば、"SDGsという言葉を知らなかった"という人の方が多い。


『困っている誰かの為に、自分たちが出来ることを』


この想いが、結果的には成果に繋がっているし、SDGsという概念の中心に流れているものです。


だからこそ、活動の後にSDGsと出会って、その考え方に共感する人が多い。


そもそも、ビジネスの原点に返れば、『誰かの「不」を解消するもの』がビジネスです。


つまり、SDGsとはビジネスそのものでもあると私は考えています。


そんなSDGsに取り組んで、儲からないわけはないですよね。

SDGsにおける勘違い

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最後に、一つだけどうしても書いておきたいことがあります。


それは私がSDGsについて話をさせて頂く時、半分以上の方から言われる”ある誤解”について。


その誤解とは、
『SDGsは余裕のある大企業が、ボランティアでやる』というもの。


自分を犠牲にして、世のため人のために活動することがSDGsだと思っている人があまりにも多すぎる。


けれどこれは、100%間違いです。


なぜなら、SDGsは「持続可能」という言葉を冠しているから。


自己犠牲の先に持続可能性は存在しえないんです。


先ほどの「SDGsは儲かるのか」という質問に対する答えの本質はここにあると思います。


ビジネスの活動の一環として、SDGsを取り入れるということは、商品やサービスが売れれば売れるほど、自分たちがしっかり儲けを出し、さらに地球や人に優しい状態を創っていく状態です。


だからこそ、取り組む以上はその活動を継続するためにも儲けは必要になるはずなんです。


論語と算盤


日本経済の基盤を築き、日本経済の父と言われる渋沢栄一翁も強く訴えています。


「倫理と利益を共存させて経済を発展させるのだ!」


利益を上げることと、社会に貢献することは、決してトレードオフの関係ではないはずです。


トレードオン経営。


今、ここから、自分から始めてみませんか?

じゃ、またね!

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