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マニュアルが壊す「今」と「未来」

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こんにちは。
正しいことだけが正しいと本気で思いこんで、正しさという価値観を他人に押し付けていたので、”扱いにくいヤツ”だと思われ続けてきたコマリストです。


今日は『正しさとマニュアル』というテーマで書いていきたいと思います。


皆さんの会社にはマニュアルと呼ばれるようなものはありますか。たぶん、何かしらのマニュアルやルールブックのようなものがある会社が多いと思います。


ここに書いてあるのは、”正しいこと”なので、これに従っていくことが絶対的に正しいということは間違いありません。


けれど、正しさだけが常に正解ではないということを忘れてしまうと、周りの人たちのモチベーションを下げるだけでなく、自分自身の評価を下げてしまうことになりかねません。


じゃあどうしたらいいの?
私自身が悩んできたことについて、今ならわかるということについてまとめておきたいと思います。

マニュアルの間違った使い方

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絶対的に正しいことが書いてあるマニュアル。これについては疑う余地はありません。
#マニュアルが間違ってることももちろんある


なので、最終的にはマニュアルに従った行動をとれる状態になることが理想的な状態であるということは間違いありません。


じゃあ、マニュアル通り徹底したらええやん!
と思いがちですが、そんな単純な話ではないんです。


まず大前提として、マニュアルというのは”過去”を基準にして作成されています。これに対して、完成されたマニュアルに従うことを強いられている人たちは”今”を生きているんです。


これを念頭に置いて、マニュアルの扱い方として絶対的に間違っているのは、”相手を変えるためのツール”として使うこと。


日々、変化している状況を、自分たちなりに考えて行動している人たちに対して、”マニュアルに従いなさい!”と伝えることは、相手のことを全く尊重できていない行動です。


相手がロボットなのであれば、それでいいんです。
でもね、相手は人間なんです。

マニュアルの正しい扱い方

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人間である以上、何かしらの考えをもって行動しているものなので、マニュアル通りに動かないことを選択している理由があるんです。
#最近の若者は考えてないという誤認識
#指示待ち人間を作っているのは上司


その理由をちゃんと理解したうえで、従わせるのではなく、一緒に正しい行動を見つけていく方が、やる気も出ますよね。


本人なりに考えて行動した結果、マニュアル通りの対応になっているというのはよくある話です。


けれど、自分で導き出した答えであれば、人は納得感をもって取り組めるんです。


つまり、マニュアルは『答え合わせ』をするためのツールなんですよね。

まとめ

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今日は『正しさとマニュアル』というテーマで、マニュアルを扱う際に注意しなければいけないことについて書いてきました。


今回書いたことは、私自身が学生アルバイト時代から悩んできたことです。


右も左も分からない状態が嫌なので、誰よりも早く仕事を覚えようとして、社内にあるマニュアル類を読み込んで理解して、それを振りかざすクソアルバイト。


当時は、自分は絶対に間違っていないと本気で思っていました。


でもね、周りからは結構煙たがられていたと思うんです。そりゃそうですよね。自分の考えを持たずに、ただ書いてあることが正しいんだと主張していたんですから。


この傾向は、社会人になっても改善されることなく、会社から離れたことで初めて気づいた私の汚点です。


正しさを振りかざして、相手の”今”を否定するのではなく、相手の今を尊重して、より良い未来を創るために一緒に正しさを探し求めること。


当事者だとなかなか気づきにくいですが、自分が教育を受ける側だったらどっちがいいかということを客観的に考えたらすぐにわかると思います。


誰かを教育したり、教えてあげる立場にある人は、ぜひ一度考えてみて下さい。

じゃ、またね!

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