幸せの定義
こんばんは。
せっかくもらったラブレターを陰湿なイタズラだと思って、当時付き合っていた彼女に何の嫌がらせかと本気で質問して、ブチ切れられた経験のあるコマリストです。
いきなりですが、質問です。
あなたは、幸せになりたいですか?
それとも成功者になりたいですか?
この質問は、数年前にとある方のセミナーに参加させて頂いた際に聞かれたものです。
皆さんはどう答えますか?
自分なりの答えを持ったうえで、この先を読んでみて下さい。
ちなみに当時の私は、「成功者」って何となく胡散臭い響きだと感じていたため、「もちろん幸せになりたいです」と即答しました。
もしかしたら、これを読んで頂いている多くの方が、当時の私と同じような答えをするんじゃないかなと思っています。
#みんなともだち
で、このセミナー講師、この後バッサリ切り捨てるんです。
これがもう痛快で、そしてすごく説得力があるもんだから、私の考えもコロッと変えられてしまいました。
このセミナー講師は柳生雄寛さんという経営コンサルタントです。
もしかしたらご存知の方もいらっしゃるかもしれませんね。
元船井総研のトップコンサルタントで、現在はそのノウハウを拡げるべく活動されていらっしゃる方です。書籍も出していますので、気になる方はコチラから購入してみて下さい。
ちなみに、見た目が非常に胡散臭いので、見た目だけで詐欺師なんじゃないかと思われてしまいそうですが、本当にタメになるお話をされる方で、私は尊敬しています。
#怒られそう
今日は、そんな柳生さんのセミナーに参加した際に私の考えをコロっと変えてしまったお話をしたいと思います。
さて、冒頭の質問に話を戻します。
皆さんは、「幸せ」と「成功」の違いを考えたことはありますか?
特に私を含めて男性は、この言葉の定義をあいまいに捉えている傾向があるように思います。
そもそも幸せの定義を辞書で調べてみても、「心が満たされていること」なんていうふわっとした内容が出てくるので、この定義を明確にできている人は割と少ないんじゃないでしょうか。
よくある答えは、
「自分が求めているものを手に入れた状態」
「自分と周りにいる人がハッピーな状態」
みたいな感じ。酷い場合は、「自分とその大切な人が幸せな状態」と答える人もw
いやいや、その幸せな状態って何かを聞いているんですよ。
で、このセミナーではこんなことを聞かれます。
「自分のめちゃめちゃ好みの異性と付き合えたらそれは幸せやんな?」
#柳生さんは関西人
もちろん参加者は全員が"うんうん"となります。
そこで、すかさず次の質問です。
「北川景子みたいな女性がタイプで、北川景子似の彼女ができたA君」
「山田花子みたいな女性がタイプで、山田花子似の彼女ができたB君」
これは両方とも幸せやんな?
次に来る質問を想像して、ニヤニヤしながら頷く参加者。
「じゃあ、どっちが成功してると思う?」
意見を求められないように目をそらす参加者。
で、私が当てられました。
『A君です。』
私がそう答えると、待ってましたと言わんばかりの表情で、幸せと成功の定義を語られます。
幸せと成功の定義は、人それぞれ違うと思う。
けどな、俺は幸せと成功をこう定義してんねん。
『幸せとは、自分の価値観を明確にし、それを現実に手に入れた状態』
『成功とは、幸せを手に入れた人が、周り人達からも「あの人は幸せを手に入れたに違いない」と認められた状態』
つまり、幸せが先で、その延長線上に成功があるということ。
もしかすると、
"人は見た目じゃない!"
"俺はB君のほうが成功者だと思う!"
と思った方もいるかもしれません。
それは間違っていません。ただ、A君のほうが羨ましいと感じる人のほうが多数派だというだけのこと。
「それでも、私は幸せになりたいとしか思いません」
ふいに、勇気ある参加者の女性が声をあげました。
これに対して、
「OK。それでもかまわんよ。ただな、一つだけ質問させてくれ」
「大好きな彼ができて、両親に結婚の報告に行った時に、両親から”あんな奴はやめておけ”と言われる状態と”いい人に出会えてよかったね”と祝福される状態はどっちが良い?」
この質問に、下を向く女性。そして小さな声で、
「祝福されたいです」と一言。
これを近くで見ていた私は、詐欺師だと思いました(笑)
とは言え、この柳生さんの幸せと成功の定義が正しいとするのであれば、こう答えるしかないんです。
そして、先に定義が正しいことを納得させられている私たち参加者はグゥの音も出ない。
ここですかさず、同じ質問が全員に投げれらます。
「皆さんは幸せになりたいですか?成功者になりたいですか?」
もうね、全員が「成功者になりたい」と答えるに決まってるんです。
で、この方が詐欺師じゃないのはここからです。
「そうやんな。納得したところで聞いてほしい」
「幸せの定義を明確にしている人と、明確にしていない人では”幸せになれる”までのスピードが全然違う。これは、成功に関しても同じ。」
「だから、成功者になりたいと答えた皆さんは、自分なりの成功者の定義を明確にしなければいけない」
なるほど~!
これを伝えるためにここまでのやり取りをしてきたのかと、見る目が変わってしまいました。
#騙されやすい人
この話を読まれて、不快に感じた方もいらっしゃるかもしれません。
けれど、なかなかに明快で考えさせられるものだとは思いませんか?
この話を聞いた日から、私の中では幸せの定義と成功の定義をそのままパクらせて頂いています。
この話以上に、これらの曖昧な言葉を明確に定義づけている人もいないですし、私個人でも納得する答えが見当たらないんです。
こんな私の考えを変える「こんな定義はどうだ!」
という素晴らしい答えをお待ちしております。
さて、今日noteを通して、皆さんにこの話をお伝えしたかったのには理由があります。
今日のテーマにもなっている「幸せ」とか「成功」。そのほかにも「夢」とか「努力」みたいな、人によって解釈も定義も異なる言葉はたくさん溢れています。
私もこれらの言葉は大好きです。だって、耳障りもいいし、使い勝手が良いから。
そして、こういった言葉を、私は”魔法の言葉”と呼んでいます。その理由は「なんとなく良いこと言っている風に聞こえるから」です。
「夢をあきらめるな」
「幸せになるには」
「努力は報われる」
などなど、この魔法の言葉を使った名言やキャッチコピーはググれば無限に出てきます。
そんな状態だから、わりと多くの人たちが”良かれと思って”激励の言葉として使ったりする。
けどね、そもそもこの魔法の言葉たちは”人によって定義が異なる”んです。
そして、そんな定義があいまいな言葉に苦しめられてしまっている人が世の中にはたくさんいるんです。
もしも、”定義があいまいな言葉”に苦しめられている人がいたら聞いてほしいです。
「そんな言葉に苦しむ必要なんて1ミリもないよ」
「その言葉の定義は自分で決めたらいいんだから」
で、こういった魔法の言葉を人生の目的に設定している皆さん。
今すぐに、その曖昧な言葉に"自分なりの明確な定義"をしてあげて下さい。
そうすることで、その目的はグッと現実味を帯びたものに変わります。
ということで、本日のまとめです。
・柳生氏との出会い
・幸せと成功の定義
・魔法の言葉