【韓国映画感想文】《ブルドーザー少女》
マイ推しSUPER JUNIOR イェソン出演とのことで観た。
☆☆☆☆☆
とは言え、イェソンの出演シーンはほんのちょっと。
ギャンブル好きの父親、早くに亡くなった母親、年の離れた弟、頼りにならない身内、見て見ぬふりの知り合い、と周囲からある意味孤立してしまった少女が感情に任せて、ほぼ全編にわたってもがき続ける。
社会的セーフティネットが整備されていないという悲惨さもだが、一人か二人世話焼きの近所のおばちゃんがいればと思わずにはいられない。
『大丈夫?
おばちゃんに話してごらん。
話をしたくなくても、何はともあれウチに弟を連れてご飯食べにおいで。
しばらくはウチに泊まればいいよ。』
そう声をかけてくれるおばちゃんがいれば。
誰にも相談できず、誰の助けも得られず、思い余った彼女はブルドーザーで破壊行為に走る。
☆☆☆☆☆
イェソン演じる一人の刑事だけが、他の大人たちよりは少しだけまともに彼女に対応してくれるのだが。
それはそれとして、いつも【年齢不詳で歌唱力激ヤバの妖精か?吸血鬼か?】のイェソンが、肌も数トーン落としたメイクでダサいチェックのシャツを羽織って口許にはうっすらヒゲの見える【30代一般男性】に扮しているのは、ちょっと生々しくて、かえって艶めかしい。
ああイェソンもやっぱりヒトだったんだぁ...という変な感想。
☆☆☆☆☆
個人的にはあまりスッキリできる結末には思えないが、これも韓国の現代の一面なのかもしれない。
興味があれば、どうぞ。
あ、生々しいイェソンを観たいなら、ぜひ!
☆☆☆☆☆
ではまた。