青空

今日はいつものシャーペンがないから
ボールペンで　オレンジ色の

俺は何してる？
誰かの何か、つまり君の何か、それでいて俺の喜びをつくろうとしてる

君は気付いてる？
君は気付いてる
君の人生には　君が必要だって
外野は　所詮外野さ
何も嬉しいものをくれはしない
その要らないものをつかって　暖かい場所までのコートやら靴やらナイフやらを仕立てている
あの誰かは　そんなの最初から持っているかもしれないし
そうじゃないかもしれない

あの人はイカした人だね
無愛想に　当たり前みたいに
コートやらの　作り方を伝えてくれた
魚の釣り方を教えてくれた
こんな歌がオススメだよ、とか
お風呂に日本酒を入れるとカラダにいいよ、とか
水の味も場所によってちがうんだ、とか
そんなことを教えてくれた

君は何してる？
今日は雨かもね
時々、夜空がきれいだよ
寒い日は特にね　空気が澄んでいるから
青空の日は　カラダを刺すくらい
人がうるさくて嫌になるけどね
あの店のドリンクはおいしいよ
店員がちょっと変な感じなんだけど
それだけで行かないのは損なくらい

俺は何してる？
君は気付いてる
君の人生には君が必要だって
そして君の人生に　俺はたいして関わらないってこと
俺の人生に　君はたいして関わらないってこと
それでも俺はペンを持っている
俺らは　どうして　こんななんだろうな
俺らは　どうしてもこんな人種なんだろうな
俺は気付いてる
自分の人生は　ちいさなことだったら自分で始まりと終わりを選べるってこと

俺らは思ってる
たぶん　俺らはどこかで会えるってことを