私はクライアントに何をもたらしたいのか
教育事業を通して私は何をしたいのかーということをここ何日かかんがえていました。
なぜなら、ここを見誤ると、すべてを見誤るからです。
ドラッカーの「創造する経営者」を参考にここを考えてみたいと思います。
事業分析の基本
事業分析の基本は、過去の意思決定、行動、業績によってもたらされた今日の事業の骨格、つまり、その経済的な構造を調べることから始まります。
具体的に、業績をもたらす領域には、
1,個々の事業ー扱う商品、サービス
2,市場―顧客者最終需要者
3,流通チャネル
ですが、この「個々の事業」について徹底的に分析する必要があります。
個々の事業を分析する 意見の違いを大切に
このときに、事実を収集することが大事なのですが、現場に近い人達の意見を吸い上げ、意見の対立、認識の違いを把握することはとても重要です。
意見の対立、認識の違いはあって「当たり前」。
その結果を、きちんと判断を行うトップマネジメントに上げる必要があるわけです。
事業についての意見の違いの具体例
具体例を、ドラッカーの「創造する経営者」で紹介されている事例からあげてみます。
ある消費財メーカーでは、3人が自社製品Aを別々に定義していました。
製品Aは、名の通った季節性のある製品。
しかし、製品Aの5分の4は、単品としてではなく、製品Bとのセットでした。
セット価格はそれぞれの製品を別に売った場合の合計額の4分の3に設定していました。そして、広告は、「Aを買えばBが半値になる」としていました。
このような状況で、
財務のAさんは、製品Aが主力製品であると考えており、帳簿上、値引き分は、製品Bの売り上げに計上、製品Aが高い利益率を誇ることになっていました。
したがって、製品Aに力を入れ、増産し、販促費を増額するべきであると主張しました。
生産担当のBさんは、製品Aは、製品でさえなく、製品Bの売り上げが落ちそうなときに製品Bへの需要をつくり出すための販促品にすぎませんでした。
Bさんにとって、製品Aを増産する必要などなく、単に製品Bの売り上げ増をもたらしてくれるだけで十分でした。
したがって、あれは製品Aの価格を下げ、製品Bとのセットの売り上げを伸ばすべきであるとし、製品Bの販促に力を入れるべきだと主張しました。
マーケティング担当のCさんにとっては、セットそのものが製品でした。セット販売を促進しようとし、また、Bの製品の地位を守るためにセット値引きの分を製品AとBの両方に負担させようとしていました。
これは、どれが正しいのかということは決められませんが、どれかを決めなければいけません。
そして、これを判断するのがトップマネジメントですが、
3つの異なる意見を知らなければ、考える土俵にも立てないわけです。
財務、生産、マーケティングと別れていない個人事業主でも「自分の製品な何か」という分析をしてみると、少し変わった視点で物事を考えることができるかもしれません。
個々の定義を誤ると、次の市場や、流通チャネルを誤ります。
私の事業を考える
それは、現段階では「将来、自立学習できる人材を育てるための環境」
だと考えています。
・まず勉強する集中できる環境
・目標設定の仕方
・目標設定に対しての計画
・計画を実行するためのサポート
・目標に対する行動を継続するためのサポート
ですね。
これを長年携わってきた英語教育、塾教育の中でクライアントに提供していきたいと考えています。