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不思議な出来事

2021年5月29日
不思議な土曜日の記録するために
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遺品を譲り受けるために
宮下君のお父さんのマンションに行った。

宮下君は
去年のはじめての緊急事態宣言の時
にまるたにお弁当を買いに来てくれて
そのあとは
チリアに整体に来てくれるお客さんだ。
勿論宮下君のお父さんと私は面識は無い。
会ったことも無い人の遺品をもらう…

共通の友人の
こうへい君の写真で見たように
お洒落な部屋だった。


9階の窓から森が見えるマンション
本やレコード、香水や食器
全てのセンスが最高〜
ここに住みたい〜とつぶやく。笑

晩年のお父さんの話
他の遺品はどんな方に渡ったのか、

宮下くんとお父さんが2年前の
分かり合えた時の
2人の間の話などなど

色々話していたら
あっという間に時間がきて

レコードプレーヤーは今日は持てないな…
(1番ほしいかったもの、
ジャニスジョップリンのレコードを古本屋で買ってからレコードプレーヤーを探していた)

植物も欲しい
写真集もあれもこれもほしいけど
持てないね…
となり、また来月くるね。
となった。笑

一緒に丸の内線に向かい
反対方向の電車に乗った。

そこにあった小説は
ほぼほぼ興味があったもので。
いつか読もうと思っていたものも何冊か有り
池波正太郎と村上春樹が多数。

持ち帰ることが出来たのは

マッカラーズ「心は孤独な狩人」
サリンジャー「フライニーとゾーイー」
                    村上春樹訳
サリンジャー「フライニーとゾーイー」
                    野崎孝訳
サリンジャー「ライ麦畑でつかまえて」
荒木経惟 「花人生」
ダイアン・アーバス作品集
マティスの画集
ドアノー写真集「パリ」

良い匂いのルラボの香水

厳選したのに
重かった…欲張り過ぎた…


その時偶然にも
私が向かう電車で読んでいたのも
村上春樹「東京奇譚集」

帰ってきて
譲り受けたものを
整理しつつ
ああ〜今日はもう何もしたくないな

なんだかズーンときた。
遺品をもらうってこーゆーこと。
となり、
ゴロゴロだらだらし
部屋の片付けをしたかったけど
ほぼ出来ず
本の続きを読んだ。
(チリアを1日休みにしておいて良かった)

この短編集の2話目のタイトルが
「ハナレイ・ベイ」
ハワイのカウアイ島の話だ…

ちょっと前に聞いた話で
宮下くんのお父さんは
ハワイのカウアイ島が大好きで
年に2回、毎年通っていた。

家族がバラバラになるまでは
家族3人で毎年通っていたカウアイ島。

遺灰もこの島で撒いて欲しい 

との遺言もあるそうで
コロナが落ち着いたら
カウアイ島に灰を撒きに行くそうだ

不思議過ぎた…
この本は村上春樹が自分の周りにおきた
ちょっと不思議な話の
ノンフィクション短編集。

そして
その時起きた事は
まるでこの本の短編に入っていそうな
そんな出来事だった。

お父さんはきっとあの部屋にいた。
読み込んでいる本や写真集の説明とか
してくれていたかもしれない。笑


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