WEB版初任者指導通信【靴箱・自席・ロッカーを確認させる】
みなさん、おはようございます。小学校教員をしている丸岡です。日本各地の銅像を見て回ったり道徳の授業の研究をしたりしています。
最近は、2冊同時にこれまでの自分が実践してきたことを「授業技術」「学級経営」と2つのカテゴリーでまとめさせていただきました。※絶賛発売中!!
これまで学ばせていただいた先人たちの実践と心理学やコーチングを交えた独自の実践をわかりやすくまとめさせていただきました。
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「一つひとつの技術の根拠が心理的アプローチ 実践的アプローチ、脳科学的アプローチと、客観的に書かれています。だから、わかりやすいし、自分もやってみようと思えます。勤務経験の浅い先生や、初任者指導をされる先生にお勧めしたいです。」2時間でわかる授業技術の基礎・基本を読んで
などの感想をいただいています!
学級経営・授業技術の基礎基本を学びたい方はぜひお読みください。
さて。
本日は「靴箱・自席・ロッカーの確認で仕掛ける」というテーマでお話させていただきます。
先日から、初日をどのようにして設計するかについて、少し細かく書いています。
本号でも、その続きを追ってみます。
○ 靴箱・自席・ロッカーを確認させる。
クラス分けが終了したら、いよいよ教室へと入ります。
その時に、子どもたちに知らせなければいけないことは、次の3つです。
・ 靴をどこにしまうのか
・ 自分の荷物をどこにいれるのか
・ 自分の席はどこなのか
この3つは当たり前のことであるが、必ず押さえておかなくてはいけません。
靴箱とロッカーの位置は、機械的に出席番号の書かれたシールを貼っておけばよいでしょう。
シールはビニルテープがおすすめです。
ビニルテープであれば、1年後にはがすときにも、ある程度キレイにはがすことができます。
また、靴箱とロッカー、そして、自席を確認させるために
出席番号をクラス分けの際に必ず覚える
指導を徹底しておきましょう。
クラス分けの時には、
「1番、あだちくん、2番いおかさん…(どちらも仮名です)」
のように、出席番号をつけて呼名しておくことが重要です。
また、すべてのクラス分けが終了したら
出席番号を先頭から順にリレーで言わせる
こともしておきましょう。
「念には念を」です。
そうしておけば、学級に入った時にも、スムーズに靴箱やロッカーの位置を子どもたちが把握することができます。
何気ない「靴をしまう」「荷物を直す」という指導ですが、こどもたちにとっては「自分の居場所」と認識するとても重要な場面です。
「1年間使う靴箱やロッカーです。大切にしてくださいね」
というさりげないセリフが「自分はこの教室にいてもいいんだ」というメッセージになります。(マズローの5段階欲求の3番目、所属意識を満たすことにつながります)
最後に靴箱指導についてです。
靴箱指導では「かかとが揃っているか」という視点でみるようにしましょう。
教育者の森信三先生は、躾の三原則として
「あいさつ・返事・はき物そろえ」
と言いました。
「靴が揃えば心もそろう」もとても有名な言葉です。
本日の記事は以上です。
いかがだったでしょうか?
本日もお読みいただきありがとうございました♪
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