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【経営者向け】尊敬と憧れと崇拝の使い方
経営者は、尊敬と憧れと崇拝を使い分けなければいけない。
広く多くから尊敬を集めるのは良いことだが、下手な憧れと崇拝を集めると痛い目を見ることになる。
今回は、仕事上での「尊敬と憧れと崇拝」について、書き綴っていく。
崇拝は決してするな
ここで言う崇拝とは、「盲目的に信用・信頼してしまう」ことを指す。
経営者たる者、他人を「崇拝」してはならない。
「憧れ」までに留めておき、心の中にそっとしまっておくべきだ。
「崇拝」は必ず間違いを生む。
正確には、間違いに気づけなくなる。
誰か一人の考え、何か一つの考えに捕りつかれてはいけない。
スタッフからの崇拝は危険
社内において「崇拝」を獲得するのは、一見良いことのように思える。
しかし、重大な罠がある。
「崇拝」は「イエスマン」しか生まないということだ。
イエスマン集団は、実に脆い。
勢い良く直進して、勢い良く倒れる。
経営者はイエスマンで周りを固めてはいけない。
痛いところを突いて来るスタッフこそ、身近に欲しい人材だ。
若いスタッフの憧れであれ
若いスタッフからは「憧れ」の存在であると良い。
そんなスタッフは、伸びる可能性が高い。
自分の至る所から、良いものを勝手に盗んで成長していく。
ただし、自分の悪いところまで真似させないように気を付ける必要がある。
「憧れ」の存在であるためには、自分も成長しなければならない。
それが良いプレッシャーになると思う。
中堅どころのスタッフからは呆れられるかもしれないが
時と場所によっては、若いスタッフへの大人げないスタンドプレイ(魅せるプレイ)も有効だ。
中堅スタッフからは尊敬されろ
中堅スタッフからは、一定の「尊敬」を持ってもらえれば十分だ。
中堅にもなって、自分に「憧れ」を持っているようなスタッフは、目を覚まさせてあげなければいけない。
「憧れ」によって、視野が狭くなる可能性がある。
自分と同じ考え方のスタッフを量産しても、会社は良くなっていかない。
自分と似た考え方のスタッフに、会社の未来を託すのは難しい。
時代と共に、考え方は変わっていくべきものだ。
そして、中堅スタッフは、若いスタッフから新しい価値観を汲み取る存在であって欲しい。
社外の取引先からは崇拝されろ
社内と違い、社外の人からは「崇拝」されることを目指すべきだ。
無責任に「崇拝」させたら良い。
崇拝は、完全なる信頼を生む。
外注先なら、1話せば10の理解が生まれる。
依頼したことに対して、本気で動いてくれるだろう。
魅力的な立ち振る舞い、魅力的な仕事を提供し続けて「崇拝」され続けることを目指せ。
顧客であれば、提案はスムーズになる。
信頼前提で話を聞いてくれる。
何なら、話もそこそこに任せられるはずだ。
そうなれば、あとはその信頼に見合った仕事をするだけだ。
信じる者と書いて「儲かる」
信じる者、すなわち信者。
信者という二つの漢字を合わせると「儲」かるという字になる。
自分を信じてくれる人がいて、はじめて仕事が生まれる。
信じてもらうためには、一定のリスペクトが必要だ。
それが尊敬であり、憧れであり、崇拝である。
儲けることだけが目的のビジネスは味気ない。
しかし、信じてくれる者が増えて来るのは何よりも心地良い。
尊敬、憧れ、崇拝を上手く使い分けて、あなたの信者を増やして欲しいと願う。
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