![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/103072302/rectangle_large_type_2_613296682087543391ff3b68ed4cd743.png?width=1200)
Instagram4.5万フォロワーの企業様へのコンサルティング
こんにちは。
フリーランスの丸山です。
友人と2人で広告代理店業をしていますが、この記事では、Instagramのコンサルティング方法の一部を公開いたします。
SNSのフリーランサーはもちろん、自社運用でつまづいている方の参考になる記事となれば幸いです。
前提の確認(初回ヒアリング)
以下の情報をクライアントから聞き出すようにしている。以下の項目全てを聞ければ必要情報としては網羅されている。項目としては多いが、会話の中で自然に答えていただく形にしており、だいたい25分もあれば全て聞けてしまう内容。
1.案件の概要
エンドクライアントと当案件で関わる関係会社の存在
お困りごと、不安な点
弊社との契約で期待する内容(現状の広告費で得られるフォロワー数の最大、フォロワーを伸ばすための広告費を抑えた運用方法、現状のキャンペーン内容以外のアイデア提供等)
これまで実施してきた内容(実施を検討したが実現しなかった施策、実施したが効果が出なかった施策、法律の縛りで実行できなかった施策等)
契約期間
契約形態(請負契約、委任契約、準委任契約か)
予算
運営元特有のレギュレーション(フォロワー数を伸ばしても喜ばれないや、広告費が特定商品に紐づいており広告できるクリエイティブは特定商品を入れる必要がある等)
↓以下解説↓
1.エンドクライアントと当案件で関わる関係会社の存在
関係する会社を把握しておくことで、自分たちの立ち回りが変わってくるので必ず確認するようにしている。例えば、エンドクライアント→広告運用会社、エンドクライアント→広告代理店→弊社の建て付けの場合、広告運用に関してはなかなかコントロールと情報を受け取ることが関係性上難しいので、サービスを提供する範囲に広告のコンサルティングを含まないと設定する。サービスの提供範囲をコントロール可能な範囲に絞ることで、提供価値を上げる。
2.困りごと、不安な点
弊社がどう動けばクライアントの問題・課題解決ができるか、言語化できるクライアントは少ない。ふわっと聞いてしまい、弊社から会議のその場で提案する形でサービス内容を具体化する。
3.弊社との契約で期待する内容
弊社の提供内容を決めるという側面もあるが、クライアント自身が何を提供して欲しいのか、この契約で必要なサービス内容を実感してもらう側面も大きい。実際このプロセスが無いと、弊社の提案内容・実行内容が本当にこれ必要なんだっけなどの疑問や、定例会で何を聞けば良いのか、どうプロジェクトを進めるべきなのか、等の疑問がクライアント内に生まれてしまう。
4.これまで実施してきた内容
これやりましたか?〇〇はどうしてやっていないのですか?等のコミュニケーションをクライアントと取るのは時間がもったいないので、極力クライアントにはこれまでの実施内容をヒアリングしている。ただ、この問いにクライアントが答えるには時間がかかるので、極力弊社で実施したであろう内容を予想して認識をすり合わせる。例)「リールをやられていないのは、リソースの観点から未実施なのでしょうか」等。
8.運営元特有のレギュレーション
ほぼどこのクライアントにもあるが、クライアント自身は当たり前の事実すぎて伝えそびれることがあるので、聞いておく。
2.アカウントの概要
アカウントURL
エンドクライアントのリテラシー(特に質問はしない)
運用の目的(権威性を得たい、広告費に頼らずターゲットにリーチしたい等)
運用体制(Instagram運用で誰が何をしているか)
投稿・広告コンテンツの作成フロー
ターゲット ※設定されていればヒアリング
アカウントコンセプト ※設定されていればヒアリング
投稿の方向性 ※設定されていればヒアリング
KPI・KGI ※設定されていればヒアリング
目標(いつまでにKPI/KGIをどの程度達成するか) ※設定されていればヒアリング
広告費(月間だいたいどの程度あるか)
↓以下解説↓
2.エンドクライアントのリテラシー
失礼に当たる内容かもしれないが、やり取りをさせて頂く際にクライアント目線での会話をするためにアバウトでも把握している。
3.運用の目的
Instagramを運用してどうなりたいか、どうしたいか、を聞いている。もしなければ議論を通じ具体化する。設定した目的を追っていくことでクライアントのビジネスに好影響が出ないのであれば、設定しなおす必要がある。例)売り上げ◯%アップをしたいのであれば、Instagram運用の目的は資料請求やお問い合わせ数等の最大化。
5.投稿・広告コンテンツの作成フロー
コンサル時、誰に対して何を話すべきかを把握する為にヒアリングしている。
7.アカウントコンセプト
明確に決められていない事が多いが、必ず決めるべき内容の為、聞いている。Instagram上に情報が溢れてしまっているのでコンセプト等の上流設計がうまくできていなければ見られ続けるアカウントになることは難しい。
8.投稿の方向性
どのような内容を投稿するか聞いている。「誰のどんな悩みを解決するか」の問いに明確に答えられると、良い投稿の方向性になる。
キックオフ
ヒアリング内容から「いつまでに、いくらで、何ができるようになっているか」を整理してクライアントに提案し、認識をすり合わせる。認識のすり合わせのしやすさから、サービス内容をタスクにまで分解し、タスクを期間内に埋めていくことで目標が達成できるという内容で認識をすり合わせている。
フォロワー4.5万アカウントのコンサルティングの場合(詳細割愛)
提供内容:月1回の30分のコンサルティング
1回目 改善しやすさを無視した、改善すると影響度が大きい点
の提案とディスカッション
2回目 改善しやすく、改善すると影響度が大きい点の提案とディスカッション
3回目 改善内容のレビュー、振り返り
4回目 ・・・
当契約のゴール:運用の目的を達成する為の正しい方向
(運用方法、コンテンツの内容)への修正
契約期間:◯ヶ月間
金額:〇〇
以上のことをさらにクライアントと弊社でタスクに分解し、実行できるように数rことでプロジェクトが進むことで、プロジェクトのゴールに辿り着くようにする。
コンサルティング内容の検討方法
コンサルティング内容を検討する方法はいくつもあるが、目的から逆算した方法を紹介する。
1.目的を分解する
目的:権威性のあるアカウントにする
└権威性
①フォロワーの実績(フォロワー数)
②影響力がある(発信の起点になる、拡散力がある)
2.分解した要素をさらに分解し、施策案レベルまで下げる
①フォロワーの実績(フォロワー数)を得る
└リーチ数
└保存率を上げる
└コンセプト設計
→誰のどんな悩みを解決するアカウントか設計する
└需要のあるネタ
→投稿内容の制作フローを見直す
└投稿の構成
→保存率が上がる心理効果や保存の促しタイミングの見直し等
└デザイン
→可読性、視認性、判読性を見直す(読む・見る・判断する)
└フォロー率を上げる
└新規フォロワー(反応率が高い)の獲得
→フィード投稿とコンセプトの作り込む(広告キャンペーン以外)
└既存フォロワーの活性化
→ストーリーズとDMでのコミュニケーション
└フォロー率
└プロフィールの作り込み
└コンセプト設計
└プロフィール文章
→ベネフィットの提示
②影響力がある(発信の起点になる、拡散力がある)
└フォロワーからのエンゲージメントが比較的高い
→①で記載
└インフルエンサーがアカウントを参考に発信する
→独自の切り口
→リポスト運用からUGCが生まれるサイクルをつくる
└インフルエンサーがアカウントを紹介する
→素人感が強いがクオリティが高い投稿の作成
以上で提案をしている。
ホームページ・ポートフォリオ
https://tobidougu.studio.site/