五十肩の仕組みを知る
五十肩はどんな症状?
肩の関節の骨、軟骨、靱帯、腱などに炎症が起きること。
痛む箇所は、①肩の前上、②上方、③外側、④後方がある。
特に多いのが①〜③の箇所で、これに痛みがあれば
腕を水平付近までしか上げれない。
などの日常生活に支障がでる。
(例: 頭を洗う、髪を結ぶ、服の着脱)
特に40〜50代の女性に多い
五十肩になる原因
姿勢不良は、腕を上げる時ときに腕の骨(上腕骨)と肩の骨がぶつかることで痛みが出る。この症状をインピンジメントといい、肩関節周囲炎症共いう。それがいわゆる五十肩/四十肩。
腕の骨と肩のの骨同士の衝突する要因として、
1番は姿勢不良が原因。(猫背、巻き肩)
(女性は乳房があり猫背、巻き肩になりやすい)
またスマホ、デスクワークをの機会が増えて自然に猫背になることが多い。
五十肩に関わる筋
他にも、広背筋、大胸筋、上腕二頭筋、烏口腕筋
など他にも猫背にも関わる筋が多くあります。
五十肩の治療過程
炎症期:
発症から1〜3ヶ月
安静時や夜などに痛みが強い。
(対策)
患部を冷やす。寝る時は、脇に枕を挟んで楽な姿勢をして寝る。
あまり動かさず安静にする。
拘縮期(痛みはマシになり動きが悪くなる):
炎症期後の3〜6ヶ月
炎症期(安静時、夜の痛み)が良くなったら、上記の筋のストレッチまたは、弱くなっている筋のトレーニングをして肩の可動域改善を目指す。
回復期:
拘縮期の6〜12ヶ月
可動域拡大を継続して、姿勢改善のトレーニングをしていく。
(期間は目安)
最後に
五十肩/四十肩は、姿勢不良により肩の筋肉が骨にぶつかることで炎症を起こすことが一般的です。
姿勢不良の多くは、デスクワークなどが長時間続くことにより起こるものが一般的です。
例えば、猫背や反り腰といった姿勢の原因は背中が丸くなっているからではなく、頭の位置や足の重心など原因だったりもします。
ですから、猫背だから胸を張る!頭ごなしに考えすぎたり、
常に良い姿勢を意識するのもいいですが、24時間意識し続けるのは現実的ではないです。
また、運動する人も、しない人も寝る前など1日のどこかのタイミングで全身のストレッチなどをして、自分の体を見つめる時間を作ることをオススメします!!
特に歳を重ねると体は硬くなりやすくなり、動くことが難しくなり寝たきりになることも、、、
これは飛躍した話ですが、これからも健康で生活するためにいま一度自分の身体と会話してみる時間を作ってみてはいかがでしょうか。