yama aruki & life
最近、山歩きに心奪われています。
山歩きをすることは、「自分自身を深く知っていくこと」
ということを知ったから。
今日は、そんな山歩きの魅力について
書いていこうと思います。
歩けなかった5月の終わり頃
山歩きをするようになったのは5月の終わり頃から。
ずっと家に引きこもってた私に、父が
ドライブで山に連れて行ってくれたのが始まりでした。
はじめは、歩くこともできない。ただ山をドライブするだけでした。
というのも、頭がくらくらして、立ち上がるのもしんどかったので
車に乗るまでに自分の体力を全て使い果たしてしまっているような感じで、
いくら緑に囲まれた場所に来ても、歩きたいなんて一切思えなかったのです。
でも、毎週山に行くようになって少しずつからだとこころが変化していきました。
ちょっとずつですが、歩けるようになってきたのです。
今日は目標にしていた、中山寺の奥の院というところまで
歩けました。
そんなこんなで、私が感じたこと、
「自分のペースで。この足とからだで、歩いてゆく。」
2歩進んで、崩れ落ちる。それでもいいんだと思えるようになったこと。
崩れ落ちてしばらくそこで呆然としても、休憩して、呼吸を整えて、
「歩けそうだな」と思ったらまた歩けばいいんだな。
自分の歩幅でいい。
自分のペースでいい。
同じような目的地を目指す人が、速足で横を通り過ぎていっても、
また、自分の呼吸と、山のバイブスと、自分の足取りの息を合わせる。
そして一歩、一歩を積み重ねる。
一歩一歩を踏みしめることで自分自身の内なる力強さに
気付くことができるのです。
この足と、呼吸と、からだしかないんだから。
そんな人間のもつシンプルさと自然が向かい合った時の感覚は
いつのまにか忘れてしまっている、人生での大切なことを
思い出させてくれます。
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