生理用品が公共施設のトイレに設置されるまでの第一歩
お久しぶりです!相変わらず観葉植物はかわいいですね!まるです!今回は公共施設や学校のトイレに生理用品が設置されるために活動している私の近況報告をしたいと思い、noteにまとめてみました!
ちなみに何のことかわかんないよーーっていう人のために、私が動こうと思った動機noteを載せておきますね。当時とは少し変わった部分もあると思いますが、「トイレットペーパーと同じ扱いを!」ということを軸に置いているので、そこは変わっていません!
そしてなんと、私が住んでいる地域の議員さんとお話をする機会を設けていただいたので、その話もしたいと思っています☺️
♢通っていた高校に生理用品が設置された
生理用品がトイレに置かれることになった経緯は・・・ 私が高校2年生の頃に一度、学校に生理用品の資金を学校が負担してトイレに置いてくれないか、と提案したところ「生理用品はポケットティッシュやハンカチと同じ個人のものだからここで置くことはできない」と言われ、考えることを放棄しました。その一年後の2020年2月、やっぱりおかしいと思い、生理用品が学校にあることで得られるメリットや、なぜ必要だと思ったか、学校の職員に一生懸命伝えました。
はじめに、トイレットペーパーも生理用品も、人間の自然現象のための道具なのに、トイレットパーパーだけがトイレに置かれる理由を私なりに考えてみた結果、利用者数の多さが影響している気がしました。トイレットペーパーは性別問わず全員が使うものですが、生理用品は基本的には生理が来る人のためのものです。その利用者の差が大きいため、公共施設などのトイレに生理用品が置かれているところが少ないのかと思いました。(ただの考察です)ですが、生理用品も排便時にトイレットペーパーが必要なのと同じくらい生きていく上では欠かせない物です。なので、トイレに置かれて当然なのでは?というこの思いを高校に一番に伝えました。そして、学校のトイレに置くことで、これまで日本でタブーとされていた「生理」について、生徒や教師が何かしら考えるきっかけになるのではないか、ということも同時に思いました。私が通っていた学校には、残念ながら保健体育の授業がなく、生理がこない身近な友達やパートナーが生理(性)についての知識が乏しい状況が生まれています。なので、「知る」機会を作るきっかけとして保健師さんや、看護師さん、性教育を専門とする方に来てもらい講演を開いてもらうことと合わせて生理用品がトイレに置かれているということが大きな変化をもたらすかもしれないと考えました。トイレに置くだけで解決されるとは思っておらず、あくまで生理について考えるきっかけになったらいいな、という気持ちです。
これらのことを学校側に伝えた結果、納得してもらい、学校が費用を負担し、絆創膏などの衛生品として1ヶ月間、試験的に購入してもらうことが決まりました。
コロナウイルスの影響で学校が3月中、休校になってしまい、卒業式しか学校に行く機会がなく、まだトイレに設置がされていません。予定としては、3月いっぱいトイレに生理用品を設置し、1回の生理(1ヶ月のうちの生理期間)で1人、5枚までというルールを作り、どのくらいの人が何枚の生理用ナプキンを利用したか、という数と、生理用ナプキンではなくタンポンの方がいい、こうしたらもっと便利になるのでは?などといった意見や、困ったことなど、実際に使ってみた感想を元に改善していく予定でした。
ですが、生理用品まで準備してもらっているので、もう卒業してしまったけど、学校と連絡をとって設置する予定です!!頑張ります!!
もっと詳しく知りたい!という方は、下記のランドリーボックスさんに掲載していただいたサイトにて読むことができます!
♢【第一回】議員さんとのプチミーティング
3月の半ばに、地元の議員さん3人(主に相談させていただいている女性議員さん1人と教育委員会の議員さん2人)と私の4人で、議会室にて、生理用品を公共施設のトイレや公立学校のトイレに無償で置いて欲しい、という提案をさせていただきました。その際、話し合った内容は、生理用品をトイレに置くべきだと思ったきっかけや公立学校での生理用品の管理法などについてです。きっかけについては、一つ目のトピックで話したので、ここでは書きません。
まずは、私が得た情報についてです。学校関係の話は全て公立学校が対象です。
・生理用品が公立学校(大阪府)でどのように管理されているのか
私の地元では、生理用品は基本的に保健室に置いてあり、緊急で必要な際には、保健室の先生に頼むと、もらえますが、基本的に借りた分だけ返すといったシステムになっているそうです。
・公学校での保健体育の授業内容と生徒の理解度や姿勢はどうか
基本的には、人体の構造について説明するため、生理の仕組みや出産までの流れが主な授業内容で、小学4年生を対象にしているらしいです。家族に母や妹、姉などがいる家庭の生徒は生理などに関しての興味があるようですが、構造や仕組みの話をするので、難しいと感じる生徒もいるようでした。
公共施設のトイレに生理用品が設置されることを目標に活動していますが、いきなり公共施設のトイレというと、規模が大きすぎると思っていたため、公立学校を切り口に始めていく予定でした。生理に関して知る機会がある保健体育の授業と合わせて、保健室ではなく、学校のトイレに置いてあるというだけで、生理に対する生徒や教師の意識も少しでも変わるきっかけになる気がしたからです。そして、そもそも生理用品を貸して欲しい、ということを自分以外の人に言いづらいと感じている生徒もいるかもしれません。もし学校に置いてあれば、そういった子供達にとっても過ごしやすい環境になるのでは、と思いました。
また、保健体育の授業に関して、生理に関しても、性のことに関しても、「知る」ということが大切だと思ったので、従来の授業では何をコンセプトに置いているのか、また実際の授業の様子などを伺いに行きたいと考えています。
このようなことを伝えた結果、学校のトイレに置くと、公共施設のトイレに置くよりも子供特有のいたずらをされてしまうのでは、という意見をいただき、まずは市役所などの利用者年齢が大人向けの公共施設のトイレを対象に試験的に設置してみてはどうか、という結論にたどり着きました。主に担当してくださってる議員さんが所属しているNPOなどの団体で取り扱えそう、などとても前向きに考えてくださりました。第一回目の話し合いですので、今後予定が変わることや、どこまで実現できるかも分かりませんが、議員さんたちとの意見交換ができて良かったです☺️
そして、生理の貧困がどのくらい日本にもあるのか、他国のイギリスやフランス、同じアジアの韓国でも生理の貧困が進んでいて、海外ではこのような対策をとっている、ということについても軽くですが、話すことができました。実は、生理の貧困と呼ばれる実態はまだまだ明らかになっておらず、生活保護を利用している人向けに現金ではなく、生理用品の現物を提供する方がいい、などの意見交換を行いました。このことに関しても、今後、生活保護の担当の方などと話す機会を設けるつもりです。
その他にも、私が通っていた高校での設置方法や、税金の話、生理用品会社との連携で、宣伝もかねて置いてみる、などの話もできました!そして、その後、議会にて軽く取り上げていただける機会もありました!
♢今後の予定
・通っていた高校のトイレに設置できる環境を整え、ポスターを学校側に提供、問題や使い心地などについても連絡をとる
・そもそも日本の生理用品はどのようにして作られているのか、作っている現場を知るために工場へ行く
・公立学校で行われている保健体育の授業参加(頑張る)→実態を知るため
・日本での生理の貧困の実態を知るための計画を練る
・地元の公共施設に生理用品設置のために、第二回のミーティングを行う
ざっくりとですが、することを軽くまとめました!現在、新型コロナウイルスなどがあり、気軽に市役所へも出向きにくいため、できることからしていこうと思います。
今回は近況報告という形でnoteを書かせていただきました!言葉足らずなところや、書き落としたこともあると思いますが、ここまで読んでいただき、ありがとうございます😭 もし、私の言葉遣いなどで傷つけてしまう方がいたら、本当にごめんなさい。こんな私ですが、今後も定期的に報告noteを出したいと思いますので、応援、よろしくお願いします☺️
♢おまけ
朝日中高生新聞さんに取り上げていただいたので、興味がある方は読んでみてください!
署名の方でも近況報告など定期的に出しているので、良かったら署名の協力もお願いします☺️
ほんまありがとう!