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■「根回し」は、日本人だけの常識?Part4

これまで、「無駄に長い会議やミーティング」を無くし「何かを決める会議・ミーティング」にするため、「キーマン」への「根回し」の有効性についてお話しさせていただきました。


■ベテランが多い会議は、事前準備(根回し)が必要…

・会議の成否は、事前準備(根回し)にかかっている

 「何かを決める」会議等の成否は、事前準備「根回し」にかかっていると
 書かせていただきました。

 現在、様々な部署で行われている
 「時間だけ費やす不毛な会議」
 「結果的に何も決まらない(決められない)会議」
 「報告だけの会議」…
 これらは、参会者の貴重な時間を奪っています。

 会議の主催者以外の参加者が極端な話「意味のない会議」「自分には関係
 ない
」という思いを持って参加しているのではないでしょうか?
 ベテランの社員ほど、過去からずっと「不毛な会議」を続けていたため、
 「意味のない会議」だと思っていても、悲しいことに、目立つことを嫌
 い、自ら声を上げて「改革」しようとする気持ちは、無いと思います。
  ※自ら「改革」しようと声を上げれば、ベテラン社員に対し、
   「じゃあ、お前が改革の先頭になって取組め」と言われるのが嫌なの
   です。

 私も過去、何度もそのような会議に参加しましたが、忙しいときは特に
 『この会議は、主催する人たちの自己満足で「無駄な会議」を実施ている
 のでは?』と思っていました。
  ※そう思ったら、ちゃんと言えばいいじゃないか…と言われそうですが
   みんながそう思っているのに言い出せない雰囲気だったので…
   私も流されていたと思います…猛省ですね。

 特に「この会議の最終的な目的は何なのか?」「この会議で何を決めるの
 か?
」を共有しないで開催された会議は、参加者全員が自分の立場だけ
 考えながら発言(部分最適)するので、「全体最適」を求める本来の会議
 目的とは、程遠い話題、議論に陥ってしまいます。

 特にこの傾向が強いのが、いわゆる「ベテラン社員」です。
 何かが決まったことにより、余計な仕事が自分に振り分けられるのではな
 いか?とう被害者意識
から、自分の立場からの発言が多くなります
 「ベテラン社員」の中にも課題意識を持っている人は必ずいるはずです。
 建設的な議論を重ね、本来の会議の目的を達成するためにも、この取組み
 は、効果的だと私は思います。
 
 本来の会議の目的とは異なる議論を続けた場合・・・
 仮に参加者10人で、無駄な議論が10分続いたとしたら…
  ➡10分(無駄な議論の時間)×10人(会議参加者)
    =1時間40分(無駄に費やした参加者の貴重な時間)
     という考え方もできます
 全てが無駄な時間とは言いませんが、本来の会議の目的と程遠い議論を続
 け
た場合、参加者の貴重な時間を奪っているのも確かなのです。

■キーマンへの「根回し」➡人脈形成に繋がる

 「キーマン」への「根回し」により本来の目的を達成するための会議
 目指す。
 この「キーマン」への「根回し」ですが、これを行った場合、次のような
 良い効果が期待できるかもしれません。
  ・「キーマン」への「根回し」は、今後の自分にとって財産となる
   「人脈形成」に繋がる可能性がある

 「根回し」を行う「キーマン」は、「影響力の大きな人」であるため、
 他部署や責任者とのパイプも太いはずです。
 「キーマン」の広い人脈を通じ自分の人脈も広がる可能性があるので
 す。
  ※「根回し」を通じて、協力を得ることにより、「キーマン」が「ベン
   フランクリン効果」により、私たちに好意を抱いてくれたなら、「キ
   ーマン」の広い人脈にも私たちを紹介してくれる可能性が高いので
   す。

 「根回し」という言葉のイメージは、ネガティブなものかもしれません。
 しかし、効率よく、目的を達成するためには、必要なものであると私は考
 えています。
 みなさんはどうでしょう?

追伸です…
よく、「人間は変化を嫌う生き物だ」と言われます。

組織の中に課題が多いのはわかっているが、現状を変えるためには、精神的・肉体的に大きな負担がかかる場合、ほとんどの人は「現状維持」を選ぶ可能性が高いのも事実だと思います。

前回も大切なのは、「会議・ミーティングの目的は何か?」を明確にして、全員に共有した上で進めないと会議・ミーティングで「取組む」ことが決まったとしても、実際に動かなければならない人々の反応が鈍いということも想定されます。

会議・ミーティングで「決める」だけでは半分成功という意識を持って「決めた」ことがしっかり遂行できているのか?フォロー体制も必要になることを同時に意識して進めないと、結果的に「決めたけど、できなかった」で終わってしまう可能性があります。
そこまで行える人が「できるビジネスパーソン」なのだと私は思います。

次回は、下記リンクをクリックしてください!

第42回
■仕事の頼み方一つで結果が変わる!Part1|丸ちゃん (note.com)

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