書籍メモ『学校というブラック企業』2

部活動で暴走する教師

○小体連、中体連、高体連、全部なくせば先生の働き方改革の八割は完成
○残業が六十時間は減る
○完全に教師のエゴ
○大会をなくすべき
○部活動の本来の目的は大会の勝ち負けではない
○熱血教師‪✕‬熱心な保護者=ブラック部活動になる危険
○顧問の暴言や体罰が黙認されてしまう
○逆らえないように洗脳されている
○「指示通りに動かない人が悪い」と思い込ませる
○親や教師の成功体験が、暴言や体罰を必要な試練だったと思わせている
○『ダブルバインド』(二重拘束)
○相手を「どうすればいいか分からない」状態に追い込む
○問題点
勝つことを「目標」にする◎
勝つことを「目的」にする‪✕‬
○勝つことが目的←犠牲者を生みだす危険な思想
○休むことが許されない文化
○部活動が教師を追い込む
○教師から奪われるものが多い

やばいイジメ指導をする教師

○指導の方向性がおかしい
○本来、学校で目指すべきは「みんな仲良し」ではない
○適切な距離感を保てる「誰も傷つけない」関係性
○学級内の人間関係を整理
○加害者に対して毅然と指導する
○教室から出すべきは加害者
○謝罪の会でいじめは解決しない
○ケンカといじめの区別をできない教師
○全てを担任にまかせてはいけない
○いじめていい理由なんてない
○子どもの間に差別意識を生まない
○排除する指導をなくす
○文部科学省
「人権感覚」=「自分の大切さとともに他の人の大切さを認めること」
○「違いを排除」「みんな一緒」→価値観を固定させる原因
○お互いが自立した集団
○いじめは穏便に済ませてはいけない
○海外のいじめ指導
・「加害者側に問題がある」とする
・転校やカウンセリングをすすめ、処分を下す
・いじめは犯罪行為
・小学生でも犯罪歴がつく
○日本は加害者が守られすぎている
○被害者を守れる学校を目指す

仕事を増やし続ける管理職教師

○「子どものために」という呪縛
○やりがい搾取
○過熱する行事
○減らすのではなく、本来の目的に合わせる
○達成感、統一感
○大人の自己満足なこだわり
○学校の見栄
○「例年通り」で思考停止
○目的や必要性などが言及されることはない
○「伝統を守る」←変えるリスクをとりたくない
○教師が定額働かせ放題になる原因
○「給特法」が変わらない以上、教師のできる働き方改革は業務を減らすしかない

なぜ学校は変われないのか

○学校改革を妨げる要因
・お金の問題
・人の問題
○未来を担う子どもたちのために投資する意識がない
○学校の変化を止めようとする人の存在
○保護者や地域の過剰な要望も一因
○現場の教師の負担は増え続けている
○多様な働き方やワークライフバランスを考える若者は教員を目指さない
○教員の質
○昔より高い水準が求められている
○毎年五千人前後の教職員が精神疾患で休職
○国は具体策を講じていない
○逃げられない状況が教師を追い詰める
○ビルド&ビルド
○「お金も出さない、時間もつくらない、でも新しいことに挑戦してほしい」という国からの無茶ぶり
○文部科学省「全国の学校における働き方改革事例集」
○変わらないことのしわ寄せを受けるのは、社会に出ていく子どもたち

 一つを変えられれば「変えられる」という成功体験となる


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