ちゃんしーのサンシーブルな人生#18 教職
高校時代、担任の先生に言われてなんとなく意識し始めた【教員】の仕事。大学で、いよいよ教員免許取得に向けた授業が始まりました。
(進路決定までのエピソードはこちら▷▶︎勉強が好きだなんて思ってなかった3)
私の進学先は、栄養士養成課程の学科です。教員免許の他にもいろいろ資格を取れるようになっていましたが、栄養士以外は任意となっていました。
この大学へ進学が決まった時、栄養士と教員免許を取ることは決めていましたが、ランナーズハイだった私はいつからか「取れる資格は全部とって卒業しよう!」とみなぎっていました。
ガッツがあるから!
同じ学科で一緒に教員免許をとって卒業したのは12人くらいだったのですが、最初はもっともっと人数が多かったんです。
任意の科目ということもあって、学年が上がるにつれて栄養士課程の課題に追われ、リタイアしていく子も出てくる。4年間を通してふるいにかけられるような、そんな厳しい世界でもありました。
4年生になったときのことです。
教職課程をとっている学生は教育実習に行く分、栄養士課程の授業や卒論に遅れを取ることになります。自分で選んだ道ですが「これ終わるだろうか…」と思うこともあるんですよね。
教職の子達はガッツがあるから!
ここまで生き残っているんだから大丈夫よ!
すかさず励ましてくれたのは、先生方でした。
少しだけ下を向いていた心が、たしかにそうだよね!ここまでやって来れたんだから!と上を向き、改めて自信をつけてもらえた言葉でした。
それに、このハードな教職課程をともに頑張る仲間たちもいました。
ここまでずっと一緒にいろんな試練を乗り越えてきた仲間たちは、もはや戦友のようなもの(笑)
助け合い、褒め合い、認め合える。学年が上がるたびに関係が濃くなって仲良くなるのも嬉しかったです。
▼大学内の模擬授業。同じ学生が生徒役!
▲同じ学科の教職課程のなかまたち!
人前に立つこと
私は幼少期、引っ込み思案でした。当時のままだったら、教員になろうなんて考えられなかったと思うし、きっとこの大学にも来ていないんですよ。なんで私がここまで大きく舵を切れたかというと、合唱団時代に「人前に立つ」という経験を積んだからだと思っています。(参照:ちゃんしーのサンシーブルな人生#3)
合唱団のとき、毎回練習の終わりに全体反省会がありました。合唱練習の反省だけではなく、自分が出来るようになりたいことも報告したりする、いわば「なんでもスピーチ」みたいな場がありました。
反省会での発言は強制ではありませんでしたが、全員が活動期間の2年のうちに、一度は発言していました。自然と、他の子たちが話している姿や内容に感化されて「自分も話してみよう!」「みんなに聞いてほしい!」と思うようになるんですよね。
入団当初は内気だった私も、そういう場があったから「人前に立って話す」ということに慣れていって「あの子の話はいつも面白いな、上手だな」と憧れるようにもなっていきました。
そんな経験から「どうやったら興味を持ってもらえるかな」と考えるようになって、人前で話すことが得意になりました。
そもそも、言葉を覚えだした時も「お話が上手ね」と色んな人に言われていたらしいので、おしゃべりすることは好きだったんでしょうね。
それを「得意」に変えてくれた合唱団に感謝!!
いつかまた
一言では表せないほど、本当に教員という仕事は大変だし、教員になるまでも大変です。
だけど、子どもたちの成長を目の前で見れて、一緒に青春が出来るのは教員の特権だと思っています。
私はいつかまた、教壇に立ちたいなと思っています。今は栄養士の仕事をしていますが、たまに「これ授業でやったら面白そう!」とか「授業に使えるネタだなぁ」と思ったりもします。
そんな風に思えるのは、大学で培ったガッツと仲間たちのおかげです。そして実際に働いたときの達成感や面白さを知っているから。
教職課程で学んだことや経験は、今でも私の宝物。
教育実習の記録ノートも、生徒たちからの寄せ書きも残してあります。これもまた、私にとっては汗と涙の結晶です!
▲教育実習。ドキドキしながらの授業!
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