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レコードジャケを修理する。
中古レコード店やハードオフのジャンクコーナーでレコードを漁っていると、ジャケが壊れているものにお目にかかる。この場合レコード本体もそれ相応だろうと言う事で価格も安くなる事が多い。とは言えジャケが壊れていても貴重なものなら手に入れたい。レコードに入ってしまった傷はさすがに直せないがジャケなら図画工作気分で?修理が出来るのでやってみる。今回修理するのはTokyo Brass Ensembleの金管ブラスのレコード。ハードオフで110円だった。盤自体は傷もカビもなくて良い状態だが片やジャケは下抜けならぬ上抜けしていた。正確には真ん中は抜けてないが左右の端が抜けている。(どういう保存の仕方をしてたんだろう)
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端だけが抜けている場合はそのまま折り曲げた紙をボンドで貼るのだが真ん中が平気でも奥も抜けているのでこのままだと修理が難しいので一旦真ん中もカッターで切ってしまう。
![](https://assets.st-note.com/img/1700899510036-pOqszt8akM.jpg?width=1200)
そしてコピー用紙でこのサイズに合う短冊を作る。ただA4では長さが足りないので対角線に紙を折り短冊を作る。
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この短冊に木工用ボンドを塗り、伸ばしたらステンレス定規に予め付けた短冊の折り目を引っ掛けて張り合わせたい部分に持っていって貼る。と簡単に書くが実際は難しく失敗しそうになった。
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貼った後はくっつく迄クリップで止めておく。乾いたら上にはみ出た短冊を今回、幸いジャケが真っ黒なので黒の油性ペンで塗ってしまい、完成とする。
今回はジャケが完全に紙素材が使われていたので木工用ボンドを使ったが、ちなみに50年頃〜70年頃の英国製のレコード(DECCAとか)の場合、表面にコーティングフィルムが貼ってあって接合には接着剤ではなくホットメルトの一種が使われている。それが経年劣化で剥がれる場合が多々あり補修するにもフィルムがついてるので木工用ボンドは使えないから自分は透明なエポキシ系接着剤を使っている。
最後に強いて難点といえば補修跡があるレコードは買い取り査定が下がる事。下手すると買い取ってもらえない場合も出るかも知れない。そもそも売らなければ良いだけだが。