5月に読んだ本たち(略してポエム)
「略してポエム」が何のことか一発で分かる方と親しくなりたい。
そんな今日この頃。
何のことか分からない方は、知らなくても全く困る事は皆無なので
スルーしてください(是非)
そんな5月の読書キロクを早々と垂れ流します。。。。感想は、あったりなかったり。
甘いお菓子は食べません(田中兆子)
数年ぶりの再読。
これは確か普通に本屋さんで装丁と題名が気になりすぎて買った本。
私は本当に本には「見た目」につられる。
だけど、だいたいそれで「失敗した」はない。そう思いたいからなのか、どうなのかは分からないけれど。
短編なんだけど、どの話も微妙につながっている系が結構好き。
その人、本人目線と考えが他の人のフィルターを通すとまた違って見えたり。実際はそれが当たり前なんだけど。
面白かったし、なんだか疲れた(褒めてます)
喉の奥なら傷ついてもばれない(宮本あや子)
実はこれも再読。
日々積読増量中の中、あえての再読。なんで?
これも前の本に引き続き装丁と題名が気になりすぎて、、、のパターン(このパターンがもしかしてほとんどでは??)
表紙もだけど、随所の挿絵の不穏な可愛さがヒグチユウコワールド満載で、ドキドキソワソワする一冊。
はんぶんのユウジと(壇蜜)
はんぶんって何?
っていう好奇心から。これもその章ごとに登場人物がかぶるけどそれぞれ主人公になる(その人視点)ストーリー展開。
関係ないけどあるけど(どっち)何かの記事で壇蜜先生が自分がもしお亡くなりになったら、棺桶に入れてほしい物を「魚肉ソーセージのさば味」(うろ覚えなので違ったらゴメン)と言っていて、「そんなに美味いの?」と食べてみたら、言われたせいか美味い気がして、一時期はまっていた(変な所だけマネすな)
うーーーん。美味しかった気がするけど、、、、棺桶に入れるほどでは、、、、。
ていうか魚肉ソーセージに思ったより種類があった事が意外な発見だった(これ何の話?)
そんな壇蜜先生のインタビュー記事はこちら⇩
あられもない祈り(島本理生)
やっぱり気になる島本作品。
ちょこちょこと集めてみている。
完璧な母親(まさきとしか)
もう題名からして不穏な雰囲気漂う作品。
これを読了した日が偶然?にも母の日だったので、なんだか知らないどうでもいい私しか知らない偶然に若干ゾッとした。
シルエット(島本理生)
引き続きの島本先生。
「17歳」でこれを書ける?
まず誰しも思う感想が真っ先に浮かぶ。作家は生まれながらに作家なのだろうか?これは予備知識なく読むべきで、「デビュー作」とか「高校生が書いた」とか余計な感情抜きにして読むべき。もう無理だけど。
ハマると、その作家の作品が読みたくなる癖があるので、島本作品が続きそうな予感。
それにしても17歳って、、、、
わたしなんかは、高校に入りやっと「ともだち」といわれる関係をもてる同級生ができ、楽しくてなんだかこそばゆくて、ずいぶん、まったく「恋愛」と呼ばれる世界とは無縁だったなあ。
あと、友だちと「セクシーコマンドー部」を作ろうとしてたなあ(色恋と無縁過ぎる)あの漫画好きすぎて模写しまくって、自分でもびっくりする位完成度高いオリジナルカレンダー作っちゃてたしなあ。
ちなみに冒頭の「略してポエム」はここからキテマス。。。。
これ、なんの話?
ハーシュ(前川裕)
続かないのかい!!という突っ込みは私がすでにしているのでご了承ください(誰に向けての謝罪?)
・・・・急な方向転換。急なミステリー。。。
いや、本来の私の読書のタイプに戻っただけか。
そうか。
全然違うのだけれど、ちょっとした「共通点」がある「22年目の告白」を思い出した。「ちょっとした」は全然ちょっとはしてないのだけれど(暗)
ちょっと、、、、急に五臓六腑に染み渡ってしまったなあ(ええと、悪い意味で)
本性(伊岡 瞬)
・・・・また!
いや、何が??
やっぱり、どうしても戻るなあ、、、、闇に。
これも、、、、重かったなあイロイロ。内臓が痛いよう・・・・
こんな言い方はあれだけど終わり方は結構好きだった。
二文字シリーズ(絶対そんなシリーズ名ではない)で「代償」と言う作品もあるらしい。気になる。
ぬるい毒(本谷有希子)
この月の締めくくりにふさわしい?後味の作品。
ぬるい毒って題名に惹かれて手にしたけど、これから梅雨を迎えるのに既にベタベタ、ジトジトまとわりついてくる「毒」が後を引いている。
初めて本谷有希子作品読んだけど、こういう作風なのか、この作品が特異なのか、分からないから、これから新たに別作品も読んでみたい。
既にうっすらハマりそうな気配(いい加減、島本さんに戻らないのかい?)
・・・・・・・・・
来月は(こそは)さわやかな冒険もの読みたい。
希望と再生の物語を読みたい。
読みたい・・・・・?
たぶん、性格的に無理だけど(そもそも持ってない)