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10月の読書録

2ヶ月以上まともに読書が出来ていなかったから
なんだかイロイロと滞っているし
読書の以外でもできないが多すぎて
やっぱり滞っている
なおの事読書も滞っている

そんなこんなで10月はなんとか、滞りたくなくて読んでみたリハビリ読書キロク。
別の何かが滞った気もするが、そんなの知らない。


地面師たち(新庄耕)

ある事件で母と妻子を亡くした辻本拓海は、大物地面師・ハリソン山中と出会い、彼のもとで不動産詐欺を行っていた。ハリソン一味のメンバーは、元司法書士の後藤、土地の情報を集める図面師の竹下、土地所有者の「なりすまし役」を手配する麗子の五人。彼らはひと仕事を終え再集結し、ハリソンの提案で次に狙いをつけたのが泉岳寺駅至近にある広大な土地。市場価格100億円という前代未聞の案件だった。一方、定年を間近に控えた刑事の辰は、かつて逮捕したが不起訴に終わったハリソン山中を独自に追っていた。

リハビリ、、、というかこれのせいで読書が滞っていた気もするが(あとドラマ版、あとベリック)1ヶ月以上はこれを行ったり来たりしていた記憶が、、、、。
原作はやはりドラマに比べると派手さは少ないが、やっぱり寺の下りはハラハラする(どっち目線で?)
それにしても「地面師」っていうとどうしても「凶悪」の『先生』こと
リリーフランキーが脳裏をかすめまくって(詳しくは『先生』は地面師ではなかったんだっけ?)ドラマのリリーフランキーをほぼ最後まで「実は裏で何かしら操ってるんだろ『地面師たち』を・・・・」等と疑っていたの、本当にゴメンなさい(ほんとに)


生命式(村田沙耶香)

死んだ人間を食べる新たな葬式を描く表題作のほか、著者自身がセレクトした脳そのものを揺さぶる12篇。文学史上、最も危険な短編集

「正常は発狂の一種」。何度でも口ずさみたくなる、美しい言葉。――岸本佐知子(翻訳家)

自分の体と心を完全に解体することは出来ないけれど、
この作品を読むことは、限りなくそれに近い行為だと思う。――西加奈子(作家)

常識の外に連れ出されて、本質を突きつけられました。最高です。──若林正恭(オードリー)

何の前情報も、⇧の説明文?も読まずに読んだから、2ページ目で急に眼球抉り取られた。あ、本文の内容でなくて私の心の眼球ね。まあ、、、本文も(ゴホッツ!!!!!)
前情報なくてもそこは村田氏なんだから、覚悟して読めよって感じだけど、久しぶりだったから、ちょっと油断してた。油断禁物禁物。

不思議なのは、絶対にない未来か?といわれると、本当に分からないような、絶対あり得ない事かこれは??と考えさせる話ばかり。

絶対に、無い、なんて言える?

「素晴らしい食卓」は納得する事が多すぎたし終わり方が好み
「ポチ」は静かになんだか怖かったし
「かぜのこいびと」はなんだか切なくて
「孵化」は『私とは何か』の分かりやすい究極版で終わり方もゾッとして
要するに面白かった。全部!

「地球星人」が控えているから、読みたいけど
立て続けは、さすがに胃もたれするお年頃だから、ちょっと、、、、
もうちょっと、、、お腹すいたらね。

ハンチバック(市川沙央)

第169回芥川賞受賞。

「本を読むたび背骨は曲がり肺を潰し喉に孔を穿ち歩いては頭をぶつけ、私の身体は生きるために壊れてきた。」

井沢釈華の背骨は、右肺を押し潰すかたちで極度に湾曲している。
両親が遺したグループホームの十畳の自室から釈華は、あらゆる言葉を送りだす――。

なにかと話題になっていて、読んでみたかった1冊。
あっという間に読めてしまうけど、いろいろ衝撃が強い。

終わり方は、いろいろな考察がありそう。
え?結局、、、、ていうのと、これはこれで全く別なの?
とか(詳しくは書かないけど)

あと、

本当に感想でも何でもなくて申し訳ないのだけど、Amazon氏にこれだけは言いたい。
一生懸命何回も「ハンチバック」「ハンチバック」「ハンチバック」って打ってんのに
なんで繰り返し、これ⇩ばっかり表示するの?

いや?
文字、似てるけど、、、、似てるけど!!

ヤバイ、あり得ない角度から急に気になりだしたけど、結構な巻数あって
今からハマりたくない!!


感想は?

ちょっと、機会があったら別途書きます(書かないフラグ)

もうハンチョウが気になっちゃって気になっちゃって・・・
なんか、ベリックに似てない?(まさかのベリック病再発)


あなたの愛人の名は(島本理生)

今、この瞬間に深く、深く、理解されていればいい。たとえ恋じゃなくても。
繊細な筆致で紡がれる6編。恋愛短編集。

結婚を控えた恋人と同棲している瞳。バーで浅野さんと出会い、生まれて初めて、ただひたすらに彼が欲しいと思って……(「あなたは知らない」)。月に一、二回会う関係の瞳さんは、家に男の人がいる。絶対に俺を傷つけない彼女との関係は、とても楽だと思っていたが……(「俺だけが知らない」)。同じ部屋で同じ時を過ごしていながら、絶望的なまでに違う二人の心。すれ違う大人の恋愛を描く全6編。

ちょっと落ち着きたいので?島本先生に逃げる。

ちっとも落ち着けない内容なのは分かってる。

前にもこの人の作品で、その章ごとに主人公が変わって、登場人物は同じなのに、視点が変わるとその人のイメージ、人物像がまた違って見えてくるというか、いろいろな角度から見た方が、本人の一人称よりその人がどんな人か想像しやすくなるのが、すごく読んでいて面白い。

「わたし」は
私が知っているわたしだけがきっとすべてじゃなくて
誰かの知っている私と知らない私と
別の誰かの知ってる知らない私と

たくさんの視点から出来ているのかもしれない。


川っぺりムコリッタ(荻上直子)

川べりに建つハイツムコリッタ。家族も生き甲斐もなく、ひとりで生きたいと思っていたはずの「僕」は、図々しくて、おせっかいで、ダメ人間で、落ちこぼれで、繊細で、あたたかくて、人間らしい、このアパートの住人たちに囲まれ、少しずつ「ささやかなシアワセ」に気づいていくーー。

大ヒット映画「彼らが本気で編むときは、」「かもめ食堂」の監督が贈る、新しい「つながり」の物語。

映画を見て、なんかツボな世界観だったなあ~、、、、、
あれ?なんかこの名前どこかで見た事ある。

積読!!

まさかのたまたま以前に買っていてずっと我が家にあった積読の1冊。

ほぼまるっきり映画のまんま!と思ったら、なるほど監督が書いた小説だったのか。

それも映画の後に出たものかと思ったら、こっちの小説が先に書いていて
ホントはシナリオできて映画化も使用としていたのに、それができなくて
悔しくて書き上げた小説との事。

それが実際ちゃんと映画になっているのだから、凄い!
役者さんもみんな「この人用に作った役なの?」っていう位ピッタリ。
しかも結構豪華です。全ての配役にすごいこだわりを感じる。

あと「ちょっといい塩辛」の壺は全く同じものが家にもある。
ちなみに「ちょっといい塩辛」が入っていたかどうかは全く分からない。何なぜならば、古民家を掃除した時に出て来たものだから。

気になる~!!!「ちょっといい塩辛」(そっち?)



あー、やっぱり読書いいなあ。
「ハンチョウ」はなにかの機会に満喫等行く機会があれば、、、、読もう。



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ふくよかなネコたち
さいごまで読んでいただき感謝の気持ちでいっぱいです(o^―^o)!! 貴重なあなたの時間が、よいものとなりますように✨

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