【古民家リノベ㉛】浴室と脱衣場を玄関ホールにしちゃうゾ☆彡
番外編にて、玄関をどこにしようか右往左往する顛末(言うほどではないが)を振り返ったが、今回は玄関ホール的な場所が出来るまで。本当は玄関まで入れたかったけど、やっぱり長くなりすぎるので今回はホールのみで。
実は浴室、実は脱衣場だった。
玄関ホールになる予定の場所は、元は脱衣所及び浴室だった。
それも、ユニットバスとかではなく、旧式?の浴室。
左官職人だったおじいちゃんが綺麗にタイルを貼ったらしき、しっかりとした壁の浴室。
そして、バスタブは埋め込まれていると言う、どれをとっても解体泣かせな物件。
こんなにしっかり「風呂です」「脱衣場です」なんだから、あんなに苦労してもともと個室だった場所に風呂をイチから作らなくても、ここを使えばいいじゃないか、、、という突っ込みは分からないでもないが。
土間の入り口を玄関にする場合、どうしてもこの場所が玄関ホールにした方が使い勝手が良いという事と、なんとなくお風呂は同じ場所に作るとしてもそのままはちょっと、、、、じゃあどうせなら別の場所に作ればいいか。って言う結論の元、
今回この場所「浴室」と「脱衣場」合わせて、玄関ホールにしちゃおうという作戦。
ちなみに浴室作りの経緯?についてはこちら⇩
タイル剥がしは至難の業
玄関ホールにするために、玄関側の壁の撤去と、風呂釜の撤去作業は必須。
まずは壁。
見るからに結構大変そうである。
なんせ職人さんがしっかり作ったタイル張り。
タイルはさすがに他の壁のように力任せでワッショイ!とぶち破れる代物ではなく、その下にモルタル施工と網状の下地でしっかりと剥がれない様に施工してあった。
その為、なかなかしぶと、、、しっかりと作られているタイルの撤去は、結構手こずった。
なんとか撤去しないとならない壁は撤去したが、残りは本来は撤去して新しく壁を作りたいところだが、結構な重労働な上、下手すると基礎の柱なども壊しかねない。
一部を残し、とりあえず解体はやめて、その上からなんとか施工する方法を考える事に。
意外とタイルよりスムーズだった風呂釜外し
撤去できる壁(及び床)は撤去したので、お次は風呂釜。
風呂釜の撤去ってかなり大変なイメージだが、道具を駆使して、ここももちろん自力で行う(父の出番:道具使うんだから父でなくてもなのだがね)
洗面所と浴室の間位の柱が一部下の方少しシロアリに食われた跡があったので、やはり解体してみないと分からないものだ。
そのまま浴室にしなくてよかった。しないけど。
床下のコンクリを電動ドリルで少しずつ削って、風呂釜を撤去する事に。
コンクリートを削るドリルなんて代物、我が家には当然無いので知人に借りる事に。なんなら確か棟梁も持っていた(棟梁の仕事道具ドラえもんのポケット状態)
土間側の側面から見るとこんな感じ⇩
ドタバタとしていて、肝心の撤去時の写真が皆無だったので、撤去後の様子⇩
ちなみに風呂の湯沸かしのボイラーもだいぶ前に撤去したのだが(もちろんとっくに使用不可状態)その下はなぜかレンガ仕様に。
これは時期的に解体2年目(サラっと言ってるけど、片づけ&解体で2年経っている)の秋から冬にかけて。冬になる前なので、そこかしこに冬囲いをし始める時期なので、全体に暗め。
この後冬に入り、さらに年が明けてついに基礎工事の大工さんが入り、そして春になり、私たちの自力の「作る」段階に入った。
まずは浴室の面影を無くしたい
玄関ホールを作る頃は、例のタイルの処理については、既にお馴染みボランティア棟梁がガッツリ作業に一緒に入っていたので、アドバイスしてもらい、上から新たに下地を作って、ベニヤ板や石膏ボードを貼る事になった。
のちに玄関&玄関ホールになる場所の超途中経過⇩
玄関だけでなく、イロイロ同時進行していた為、玄関より先に玄関ホールに取りかかり、玄関は結構後の方(翌春くらい)
その為、床下に猫(および野生の獣たち)が入らない様に、ツギハギの対策をしながらの作業。なんにつけても、猫がいて邪魔、、、、癒されるのだが、余計な仕事が増えがちだ。
ともかく
棟梁のおかげであっという間にタイル隠し成功。
ついでに?いかにも「風呂場の窓です」と言った感じの多いなすりガラスの窓も、頂いた二重サッシの窓を取りつけリフレッシュ。
下半分は、板を貼る予定だったのでベニヤ板にして、上を石膏ボードに。
天井を張るための下地作り。こういう作業が地味だけど結構大変。
棟梁のお手伝いをしながら進める(棟梁ファースト)
もはや棟梁が主戦力なので、我々はモブキャラ。
⇧ブレーカーをこの場所につけるので、あらゆる電気配線がここに集まる。
ちなみに電気の配線はさすがに業者に頼んでいるので、時折業者さんの出入りもこの頃あり。
配線も隠せるものはうまく隠し、隠せないものはなんとなく誤魔化しつつ、
壁を貼っていく。
お待ちかねの天井で遊ぶ時間♪
壁張が終わったら、待ちに待ったペイントタイム♪♪
貼る作業では散々お世話になった棟梁のつかの間の休憩タイムが、このペイントの作業中だ(棟梁はペンキ塗りに関しては興味なし:内装の仕事だから?)
ここも何色か使って賑やかにする事に。
まずはブルー系(名前は忘れた、、、何とかブルー?←そりゃそうだろ)
マスキングテープで仕切りながらではなく、なんとなく模様を描いていく(例の頭の中の設計図作戦=ほぼノープラン)
お邪魔虫が気になるが引き続き次の色。パープル系。
天井だから猫に構われる心配はないが、床に落ちたペンキを踏まれる恐れもあるから、細心の注意を払って塗っていく(余計な手間)
隙間が無いように、重ねたりしながら不規則水玉模様の天井完成。
一色ずつ乾いてから塗るので、ペンキ塗り自体は簡単だが結構日数はかかった記憶。
ベニヤ板のところは木材を貼る予定なので、ほぼ見えなくなる予定だが万が一少し見えてもいいようにと、茶系の色。その上の石膏ボードは暗めのパープル。
ここの色は実はあまり深く考えていなくて、前に余ったペンキを混ぜて作ったこの暗めのパープルが残っていて早く使いたかったから、ここで塗る事に。
後日談だが、このパープル事態は悪くないのだが、玄関ホールがただでさえちょっと薄暗いのに、さらに薄暗くなってしまう為、住み始めて2年目に早速塗り替えてしまった。
この時に一緒に貼って塗っている⇩
古材で仕上げる
壁の下は畳の下に引かれていた古材を活用。室内の壁にも貼ったけど、まだ余っていたものがあったので、ここでももれなく使っていく。長さはわざとちぐはぐに。
厚さも微妙に違ったり、真っ直ぐではない板も多く、棟梁なしでやるのは結構大変だったが、ここは自力で行う。
2020年の年の瀬に、やっと電気も開通し、本格的な冬を迎える。
玄関は春になってから、何故ならばこの年は例年通り雪が結構降ったから。
なにせ外作業が多そうな玄関は作業出来ないし、そもそも雪かき分けて来る入り口なので、作業どころではない。
翌年2021年、ほぼ全て完成した後、装飾などもして、無事浴室&脱衣場が
玄関ホールとして生まれ変わった。
玄関編はまた次回。
【おまけ?】だからクレイジーペインター
壁が暗くて・・・と言う理由でせっかく完成したのもつかの間、一年後に塗り替えてしまった様子はこちら⇩
では、また、、、、。
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