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農家が外でガブガブ飲める水出しコーヒーをつくってみた

こんにちは!まるかじり農園です。
今回は神戸 芦屋浜のコーヒーショップ PORT ASHIYAHAMAと飛騨高山のトマト農家 まるかじり農園がコラボで商品開発したお話です。

まるかじり農園で販売している「農家が外でがぶがぶ飲める水出しコーヒー」 について、「なぜ農家が水出しコーヒーを?!」の「どうやってつくったの?」の疑問にお答えするのと、私達の想いについてお話したいと思います。

農家が外でがぶがぶ飲める水出しコーヒー

なぜ農家が水出しコーヒーを?

2021年からはじめたネット販売。好発進でウキウキしていました。

ただ、トマトのシーズンが終わりに近づくにつれ、私達は焦っていました。
そう、売るものがなくなるのです。

7月末から10月末がトマトを収穫できる時期

下記の“ECに挑戦してわかった結果と直面する課題”にも書かせていただいたように、私達はトマト夏秋産地のトマト農家。旬のシーズンが過ぎるとトマトはなくなります。最後のトマトの収穫が終わると、トマトの木を引っこ抜き、雪が降る前にビニールハウスを片付け春を待ちます。

片付け前のトマトの木とシーズン中のトマトの木

せっかくトマトを買ってくだりつながりをもっているお客様、せっかくはじめたEC、毎年冬が来るたびに「売るものがありません」の状態になり夏になると売り始める。。。せっかく私達のことをフォローしてくれ、トマトを何度も購入いただいているお客さまに対して、毎年こんな状態を続けていられません。
なにか繋がることができる仕組みをつくれないか。どうにかできないかと考える中で、私達が2022年立てた目標が「年間で売れるモノがある状態にする」でした。
ただ、凝り性な私達は適当なものはつくりたくなくて、以下のいずれかに関連があったりこだわりを持ちましょうとルールをつくりました。

・まるかじり
・トマト
・農家、農園
・私達がすきなモノ、コト

コーヒーポートさんとの出会い

コーヒーポートさんとの出会いはメルカリShopsのショップ同士ということ。そして、そのメルカリShopsのコミュニティ #できつくLABO で出会いました。

左下:コーヒーポートさんとまるかじり農園

そのコミュニティ内での交流をする中で、みんなの商品を相互で注文してみませんか?! という企画がり、そこで私達はコーヒーポートさんのコーヒーを注文させていただきました。
私達がトマト農家なので「トマトのフレーバーを感じられるような珈琲もあるんですよ〜」それに似た「ストロベリーを感じるエチオピア豆を選ばせていただきました!」など、コーヒーへの知識量がすばらしく、また毎回、そんな豆知識や感謝の気持ちを伝えてくださるお手紙を添えてくださるやさしさや、同い年の子供を育てる親としての共通点もあったりして、どんどんファンになっていきました。

コーヒーポートさんから頂いたお手紙

せっかく参加したコミュニティでのつながり × おいしい珈琲 × 1日3杯は必ず飲む珈琲好きが相まって、是非コラボをさせてくださいとお願いをさせていただきました。
様々な業種があつまるメルカリShopsだからこそできる、Shop同士のコラボ商品ってめちゃめちゃ価値があるし、誰もやっていないことへのチャレンジに燃えていました(笑)


水出しコーヒーに本気で向き合う

まずは自分たちが求めるコーヒーにしなければなりません。そこで、私達がつくりたいコーヒーの定義は
・暑い外から帰って来てガブガブのめる
・人仕事終えて外で休憩がてらゴクゴク飲みたい
・酸味が少なく後味スッキリ

「農作業の合間に麦茶のようにゴクゴク飲めるごほうび水出しコーヒー」をつくりたい!

と決め、コーヒーポートさんにお伝えさせていただきました。
そこでコーヒーポートさんにサンプルの水出しコーヒー7種類を送っていただきました。

私なりに作ってみたブレンドサンプルの味を見ていただいて、その中からよかったものを参考にまるかじり農園さんオリジナルのブレンドを作って頂ければと思っております💡

コーヒーポートさんより
サンプルの豆

まずはコーヒーポートさんにブレンドしていただいた水出しコーヒーをすべてを飲み比べ、この中から酸味・苦味・フレーバーの理想に近いものをテイスティングしていきます。
酸味・苦味が少なく、後味がスッキリした飲みやすいものを基準に選びました。

水出しコーヒー飲み比べタイム!

次に、理想に近いシングルオリジンを比率を変えてブレンドし、より理想に近づけていきます!

味作りですが、混ぜれば混ぜるほど個性が薄まり飲みやすい方向になります💡しかし、個性も消えてしまうので、2〜3、多くても4種類まででブレンドしていただくのがおすすめとなります🙏

コーヒーポートさんから教えていただいたポイント!
細かい作業をキッチリやりたい夫
2回目のテイスティング会(&まねっこ娘)

1:1:1、1:2:1、2:1:2 etc…計10種類以上の様々な組み合わせから、タンザニア2:エチオピア1:インドネシア2
でつくった水出しコーヒーが、一番農作業の途中でグビグビ飲むのにさっぱりのみやすいのではないかという結論に至りました!
(ニカラグアブレンドも最後の最後まで迷いました…また飲みたい!)

パッケージとデザイン

次に考えるのがパッケージです。
コーヒーポートさんのお力をお借りし、ロット数、梱包方法、費用感を探っていきながらどんな形状がいいのか決めていきました。

左がかわいいけど最初はコストを抑える為、右になりました!

まずはたくさんの方に飲んでいただきたい想いから、すこし手間はかかるけどコストを最小限に抑える、試しやすく1個ずつお届けできる方法にしました。

初めての納品!!☕

コーヒーポートさんひとつひとつ手詰めて届けてくださっています!

いつもなにかおまけをつけてくださって…珈琲生活が充実しまくってました♥


水出しコーヒーの完成

デザインは“ガブガブ飲んで欲しい”ことからヨーロッパで活躍するSamuelさんに描いていただいたトマトまるかじりくんの絵をメインに、親しみやすいイラストとともにシンプルにデザインしました。

COFEE PORT×まるかじり農園『農家が外でがぶがぶ飲める水出しコーヒー』
お試し 1パック
COFEE PORT×まるかじり農園『農家が外でがぶがぶ飲める水出しコーヒー』
3パックセット

実は先駆けてまるかじり農園が参加したマルシェで試しに販売してみました。持っていった30パックは完売、購入いただいた皆様には、私達が“こうなったらいいな”という想い通りの、嬉しいお声をたくさんいただきました。

冷蔵庫につくって仕込んどいたら、旦那が勝手に全部飲んでまった!!私飲んでないのに!また買ってきてって言われたよ〜!

おばあちゃんにあげたら「おいしいお茶や〜」って言ってめっちゃよろこんでガブガブ飲んでたよ笑 

こうして自信を持って販売するに至りました。

まだまだレベルアップしたい!

もちろんまだまだ改善したい点はたくさんあります。

「寒い冬にも水出しコーヒー?」

なんと、レンジで温めてホットにしてもとってもおいしいとの噂。試してみる価値ありです!


「ペットボトルで飲める水出しコーヒー?!」

CHATTEA(チャッティー)という、ペットボトルでカンタンにお茶を濾せるエコな商品。テレビでも紹介された人気商品で、こちらでよりお手軽に水出しコーヒーを飲めないか実験もしてみました。

chetteの製造元 工房カワイ株式会社さんに相談したところ、全種類送っていただきました。。。
ありがとうございます!

こちら残念ながら水出しコーヒーでは、挽いた豆が穴を通り過ぎてしまい、ペットボトルの中が大変なことになってしまうので、使用するにはいたりませんでしたが、快くご協力いただいた、工房カワイ株式会社の河合社長、本当にありとうございます!!

まだまだできることがないか模索していきたいと思っています。

現状のパックで25gを細長くしてみたもの


「3つパックパッケージのレベルアップ」

現在はメルカリデザインのネコポス用ダンボール箱で発送しています。
それを、ギフトにも使えるくらい素敵な外装にしてお届けしたいと思っています!ただ今絶賛製作中なので、それも是非楽しみにお待ち下さい!


コーヒーポートさんよりメッセージ

今回のコラボレーションは、まるかじり農園さんの「やりましょう!」のお声がけと、商品を作り上げるプロセスへの情熱で完成いたしました!
飛騨高山〈岐阜〉と芦屋〈神戸〉という、250キロも離れた場所でコラボを作り上げるには試作品を送ったりでタイムラグがあるにも関わらず、根気よく付き合って下さり、本当に行動力とパッションが素晴らしく、学ばせていただきました。
同じく食に携わっておられることもあり、こだわりをもって試作をしていただけたことや、デザイナーをされている奥様のパッケージによって唯一無二の商品が誕生し、こんな素敵な商品に携われたことに感謝しております!
コーヒーポート芦屋浜

コーヒーポートさんよりメッセージ

水出しコーヒーをガブガブ飲んでみたい方はこちらから



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まるかじり農園
サポートいただきありがとうございます! より美味しいトマトとまるかじり農園の日常をお届けできるよう、家族を大切に、日々まわりに感謝し過ごしていきます。