【詩】誰かが書いたラブソング
毎日同じような顔ぶれが揃ってる
最寄り駅始発の準急電車
ラッシュだからまあまあな乗車率
その中で見つけた気になる君
気になると毎日気になりだして
好きになった
君のことを考え出して
いつの間にか頭の中は君のことだけ
誰かが書いたラブソングが流れ出す
勝手に決めた1曲のラブソングが止まらない
いくつかのデートコースをピックアップ
それより先に気持ちをどう伝えるか?
降りる駅は同じ
言うしかない!
なかなか言えなくて過ぎていった2週間
その間もラブソングは止まらない
空の青さに背中を押された朝
緊張しながら後ろから声を掛けて気持ちを伝えた
引いた表情に「脈なしストレート100%」
好きになった君とのストーリーにペンを置く
誰かが書いたラブソングでは春が来るわけないか