いんげん豆って豆なの?野菜なの?
実家暮らしのときは頻繁に食卓に出てきたいんげん豆。弁当にはいんげんのベーコン巻きをよくリクエストしてたな。一人暮らしを始めて十数年経つけれど、そういえばほとんど買ったことがないな。
先日、スーパーへ食材の買い出しに行くと、ふと目に入ったいんげん豆を見た数秒の間に、脳内を様々な思い出が駆け巡りました。
もちろん、その日は購入して帰りました。
いんげん豆をどう調理してやろうか。
っていうか、あぁ…!
キッチンバサミ持ってたらまな板出さなくていいじゃないか!と、激しく後悔する私。
でも、無くても生きていけるから、便利グッズは買わないようにしている面倒な性格の私でもあります。
パスタ、炒め物、塩ゆで。
料理がそんなに好きじゃない栄養士のレパートリーはこんなもんです。
(とある日の朝ごはん。横着するからすぐ焦がす)
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ところで、いんげん豆って『豆』という名前がついてますけど、食品の分類的には『豆じゃない』って知ってました? そもそも『さやいんげん』という別名があるから知ってる方も多いか。
ちなみに、旬は夏ですが、年に3回収穫できることから『三度豆』とも呼ばれているそうです。
野菜は野菜で大きく2つに分類されます。
①淡色(たんしょく)野菜
②緑黄色(りょくおうしょく)野菜
これはどういう基準で分類されてるかというと、赤とか黄色とか緑とか、見た目の色が濃いというだけでなく、体内でビタミンAに変わるカロテンという色素成分の含有量(がんゆうりょう)が関係しています。
では、いんげん豆はどちらに分類されるでしょう?
正解は、、、
緑黄色野菜でした!
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ビタミンAは油に溶けやすい特徴があります(脂溶性ビタミン)。なので、油炒めやマリネ、オイル系ドレッシングをかけたサラダなんかがおすすめの食べ方です。
とは言え、体内に蓄積されるので不足しにくく、そこまで細かく調理法を気にする必要はありません。
逆に、摂りすぎれば激しい頭痛などの症状が出てしまいます。
また、ビタミンAは目の健康や皮膚·粘膜の健康、感染症予防にも役立っているので、緑黄色野菜は毎日取り入れたいところです。
ビタミンAを多く含む食材は、
▣植物性食品
モロヘイヤ(青菜系)、にんじん、かぼちゃ、海藻、みかんなど
▣動物性食品
レバー、うなぎ、あなご、卵、鶏肉など
があります。
おおまかに、緑、赤、黄色の食材を選べばOK。簡単ですね。
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先ほどちょろりと出てきた『カロテン』。
こちらは色素成分なので栄養素とはまたちょっと違うのですが、体内でいい働きをしてくれるということには変わりありません。
カロテンは抗酸化作用といって、疲労やストレスからの回復を助けてくれます。さらに、老化予防、がん予防にも役立つと言われています。
と、いうことで、『よく買う食材リスト』に仲間入りしたいんげん豆でした。
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