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【活動報告】ほっとのたね北のおうちオープニングイベント@福岡県大野城市

10月月14日に、福岡県大野城市にあるみんなの居場所“ほっとのたね北のおうち”の開所式を実施しました。

手作り感満載
不登校支援利用者さんと作った花飾り
子どもの食事支援活動
フードバンクもやってます

2017年に事業が立ち上がり、大野城市の南側で本格始動したのが昨年(2022年)の6月あたり。

私が東京から地元福岡に拠点を移してすぐに、小学校からの友人が声をかけてくれて参加することになったのが始まりです。
それから約1年を経て、大野城市の北側にも拠点を増やすことになり、南のおうちでの経験を生かして北のおうちを作り込んでいます。

ここでは開所式(オープニングイベント)の準備や当日の様子などを残しておこうと思います。

1.企画、準備

企画会議には参加できていませんが、10月2日のプレオープンから営業している駄菓子屋さんに加え、ヨーヨー釣り、スーパーボールすくい、くじ引き、千本引き、そして200食のカレーを提供することになりました。

カレー担当になったので、使用食材の選択と使用量の計算、買い物、作業工程作りに取りかかります。
北のおうちは一軒家。一般家庭のキッチンでどうやって200食を作るか、何度も何度も作戦を練り直しました。

当初は寸胴で一気に作ろうとしていたのですが、家庭用ガスコンロではがたつくのと、カセットコンロだと安定はしているけど、ガスのカバー部分に鍋底が被るから危険だということで断念しました。
ちなみに、カレーは食中毒(酸素が嫌いなウェルシュ菌)が起こりやすいので、バザーなどでの調理は前日から行うことは禁止されています。

私ともう一人の調理スタッフが大きめの圧力鍋を持っていたので、当日は野菜の下茹でを圧力鍋で、肉は別鍋で炒めて、そこに茹で上がった野菜を加えて作ろうということになりました。
果たしてうまくいくのやら、心配を残したまま帰宅しました。

2.当日の様子

朝は7時に集合してカレー作りに挑みます。

説明を最小限にするために作った進行表

40食×5回転分。
切った野菜は5つに分けて、まずは2つの圧力鍋で短時間で火を通します。そして別鍋で挽き肉を炒めておいて、そこに野菜を投入。この方法でかなり早く200食を作ることができました。
ごはんは1升炊きの炊飯器2台×5回。
炊き上がったら発泡スチロールに保管していましたが(中にビニールを広げて)、案外ずっと熱々で驚きました。
発泡スチロール、侮りがたし。

わくわくが伝わります
大人も子どももみんな笑ってる

開所式は10時半から、カレー提供は11時からだったのですが、すでにずらりと行列が。楽しみにしていてくれたのが伝わってきてとっても嬉しかったです。

お行儀よく食べています

カレーの盛り付けは、足りなくなったらいけない!という恐怖感から弱気な盛り付けになってしまい、めちゃくちゃ余ってしまいました、、反省。
途中様々なハプニングもありましたが、何とか無事に終えられてほっとしました。

運動会で踊ったらしい『愛のしるし』を一緒に

3.課題

調理について。
200食のカレーを作るのが初めてだったので、時間が読めない恐怖と焦りが思考を鈍らせました。
その結果、足りなくなのるを恐れて逆にたくさん余らせることになってしまったのが一番の反省点です。あんなに計算したのに、、、
もうひとつはブレーカーが何度も落ちたこと。
炊飯器を一度に2台、エアコン、換気扇、部屋の電気、ポットと負荷をかけすぎたんですね。
電気とポットをオフにし、ごはんは2階の部屋で炊きました(何往復もありがとうございました)。
一度経験したら、次はもう大丈夫です。

衛生について。
事前に資料を共有しておいたほうがよかったです。
自宅での意識のまま調理をするスタッフには都度注意しなければならず、慣れてくるまではピリッとした空気になってしまいました。

資材不足について。
手袋が足りなくなり、途中で買い出しに行ってもらいました。
前日にも「ちゃんとある?」と確認はしていたのですが、「大丈夫、大丈夫」という返答を鵜呑みにしたのがよくなかったです。
開封済みで残りがいくつかわからなかったのと、自宅での調理とは異なるので何度も付け替えること、従事者が4人いたことで消費が早くなることを考慮できていませんでした。

4.おまけ

閉店間際に小学校時代の同級生が3人もやって来て(それぞれ別々にふらりと)、同窓会気分。
私を含めスタッフ2人と合わせて5人も揃うなんてなかなか無いですよね。これが地元か、、と何だか笑えてきます。

そしていつものように17時まで駄菓子屋さんを開けていたら、10人ぐらいの子どもたちが戻ってきて宿題を始めました。
プレオープンから約2週間。
思いやりがあってマナーのいい子どもたちが最高のロールモデルになってくれているおかげで、初めて利用する子どもたちもこの場所を大切に扱ってくれています。本当にありがたいです。

5.最後に

会場作り、司会進行&動画作成、カレーや縁日の事前準備、当日の運営に携わっていただいたスタッフの皆さん、本当に本当にお疲れさまでした。
特にずっと外にいたスタッフは日差しもあって疲れましたよね。調理スタッフもずっと立ちっぱなしで疲れただろうと思います。
と思いきや、帰ってからテニスを楽しんでいた60代のスタッフもおり、そのタフさがあるからこういった活動に力を貸してくれるのだな、自分も体力作りしなくちゃと痛感します。

北のおうちでやりたいことはたくさんあります。
ですが、やれることには限りがあります。
その中から一つずつ、少しずつ、根付いて続いていく活動をしていきたいです。
これからもどうぞよろしくお願いします。


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