震えるほどアート・スッキリするぞデザイン アートとデザインの違い
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「アートとデザインの違いがわからぬ。」
「わからぬ。」
駆け出しだった僕は、駆け出しだったデザイナーさんと徹夜明けのコーヒーを飲みながら、そんな話をしていたと思う。20年以上前のお話。
アートとデザインの違いは何か?という問いに、万人が納得するような答えは存在しないかもしれない。
ただ、アートやデザインについて悩み続けた人たちは、それぞれの答えを持っているように思う。
僕が考えるアートとデザインの違いはタイトルの通り。
震えるほどアート、スッキリするほどデザイン
アートとは感情表現
アートとは、感情を何らかの伝わる形で表現したもの。
歌、詩、劇、絵、アニメ、漫画、表現方法を問わず、沸き起こった感情を表現するために作られているなら、それはアートであり、創作した人はアーティスト。
デザインとは解決策
デザインとは目的を達成するためのもの。
・メッセージを伝える
・集客する
・商品良さを伝える
・滞りなく進める(プロセスを設定する)
・パフォーマンスが上がる環境を作る
etc.
つまり目的が先にあり、その解決策として提示されるもの。だから、デザインすると言えば、そこには問題・課題があり、解決のための方法を考えるのと同意である。
すっごいデザイナーというのは、案件の周辺知識まで調べてあげて最適解を探すので、マーケティング知識も半端ない、たぶん。
ちなみに、クライアントさんが、見栄えするヴィジュアルをデザインと考えている場合は、coolでhotなaiデータを秒で作ってお返して、仕事に役立てていただくのがお仕事である。
アートとデザインの違い
まとめると
アートは作り手の感情を表現したもの。
デザインは目的を達成するための解決案。
アートとデザインは似ているようで出発点が違ったりします。
評価されるべき部分と評価の必要がない部分
アート
作り手のなんらかの感情を表現したモノなので、それに対して良し悪しで評価はできないしする必要がない。見た人が心を揺さぶられたか?という評価軸はあるが、人により感じ方が違うので、これも比較評価する必要なし。
デザイン
目的を達成するためのプロセスや手法、つまりデザインは解決策なので数字で評価されるのが好ましい。
こうやって見比べると、まったく別のものであることがわかります。
アートとデザインは共存できる
もちろん、デザインとアートは共存できます。
高い機能性を持つ蛇口からの水が美しく見えたり、見るたびに違う感情を発見できる大ヒット映画だったり。
含まれる(感じ取れる)アートとデザインのバランスに違いはあれど、どちらか一方しかないということはありません。
アートとデザインは対立していない
アートとデザインは、同軸上で対立していません。「オラオラ」していません。
〇 大 ⇔ 小
〇 好き ⇔ 嫌い
✖ デザイン ⇔ アート
本来は、ひとつのモノにデザインとアートが独立して存在します。
✖ デザイン40% アート60% = 100%
〇 デザイン70点 アート80点 = 合計150点
※得点や割合で表すのは適切ではないですが、話の都合上わかりやすくするため、あえて数字で表すとこうなります。(これはデザイン、目的は感覚を伝えること)
まとめ
アートは、震えるほどの感情から生まれる
デザインは、目的を解決するのでスッキリする
あとがき
今回書いたアートデザインの違いを応用して、文章を書いたりサイトのコンセプトを考えています。
スキが多めについたら、書こうと思いますので、フィードバックとしてスキを残してもらえれば。
ついでに、心の中の小さな感情をもとに作ったスキのワンコの話も読んでいってください。
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