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【メンタル休職日記#3】ちゃんと「休む」って難しい。
仕事と育児でのキャパオーバーで、夜中起きてしまう、急に涙が出る、胸のあたりが苦しいなどの自覚症状が出て適応障害で病気休職したわたしが復職するまでの経験から得た備忘録です。
今回は、一番調子の悪かった休みはじめ2カ月間での気づきについて綴ります。
病気からのメッセージ。
休み始めて1週間後にコロナ感染。
2週間経ち、コロナの症状は治まったはずなのに、37℃~38℃の微熱がずっと続いていました。
その間、身体は重く、それこそ最低限の家事以外はずっと寝ていました。
とにかく眠くて、寝ては起き、起きては寝ての繰り返し。
微熱は、1カ月以上続きました。
振り返ると、何もしないで休むことがなかなかできないわたしに、心と身体が「強制終了」させたのだ、と思います。
心身が強制終了させようとしているのに、それでもわたしは焦っていて、何かをせずにはいられず、本を読んだり、これからのことを考えたり、ネットで調べものをしたり、ネガティブ思考に囚われたり。
「無理しない」「ちゃんと休む」って、言葉ではわかりますが、具体的にはどうすればいいんだろう、難しい、と思っていました。
どうしても休めなかった私が休むマインドセットを得た本。
精神状態はもちろん悪く、「自分のせいで」「能力が足りない」「わたしは何もできない」といった自責ループでぐるぐるしていて、朝起き抜けにポロポロ泣くようなこともありました。
一方で、今後の仕事のことを考えると焦ってしまい、転職エージェントに相談したりもしました。
病床で、本もたくさん読んだし、自分のことを理解したくて、八木仁平さんの自己理解ワークを数時間かけてやったりもしていました。
ですが、結局、体力も気力も湧かなくて、転職活動はできませんでした。
そんな時に読んだ本がこちらの2冊。
この本を読んで「ちゃんと休む」マインドセットを得ることができました。
一番有効だったのは、メンタルが回復するには、どういう経過をたどるのか、今どれくらいの段階にいるのか、自分の状況を客観的に見ることでした。
罪悪感は、疲弊している証拠。
休んでいることに罪悪感を感じている人が今もきっといると思います。
その罪悪感は、抑えられてきた【心&身体】が声をあげはじめ、【頭(意志)】のコントロールを減らそうと葛藤している証拠です。
罪悪感はすぐには消えないと思いますが、心と身体のメッセージが、やっと頭に届き始めた、つまり回復に向けて通る道だと思って、無理に抗わず、モヤモヤをそのままにして、なるべく眠るようにしてみてください。
生活に支障ないなら、昼夜逆転してもいいと思います。休んでるんだから。眠れるときに、思いっきり眠る。それがいいと思います。
休むために薬を活用する。
休職初期、睡眠薬も処方してもらっていましたが、眠れる日もあったのと、依存性があるのではないかと心配して自己判断し、毎日は服用しておらず、たまに夜中1時などに起きた場合にのみ飲んでいました。
その自己判断はよくなかったです。
初期の不調がひどい時は、薬に頼る、のではなく薬を活用して、とにかく睡眠を確保するのが大事です。(しかも処方されていた睡眠薬は依存性のないものでした。)
ちなみに、精神科の予約がいっぱいでなかなか受診できていなかったので、代わりに、近所のかかりつけの総合診療医(内科)の先生に診てもらっていました。内科でも診てくれる先生もいるので、相談してみてくださいね。