「おおきい小松菜きみに見せたい」【一行詩まとめ】
「おおきい小松菜きみに見せたい」
「電柱みたいに長い夜」
「きみのTシャツはいつも濡れてる」
「じゃがいもみたいな産まれたてのねこ」
「雲が太陽のスイッチ切った」
「小バエが鼓膜にキスしたがってる」
「わたしのごみ箱はいつもいっぱい」
「手首に走るミルク混じりの静脈」
「あしの爪だけ父親に似てる」
「ふかづめいじめ」
「よくないじゃんってどの面下げて」
「手近にさわれるうなじがほしい」
「あの犬前見えてんのかね」
「アカハライモリの腹赤黒い」
「体温×プレッシャー」
「やつれた肩をあたためる手のひら」