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閉鎖病棟入院日記①

閉鎖病棟に入院してから1週間経った。
長かったような、短かったような。

精神科に入院するのが初めてだったから、なんだか別世界に来たような感覚になった。外の世界からは遮断された、みたいな。

病棟に入る前の荷物チェックは全部ちゃんとチェックされた。ここまで細かく見るものなんだとびっくりした。

病棟での生活は時間が経つのがめっっちゃ長く感じた。
スマホも持ち込めなくて、何をして過ごしたらいいんだろうと思う毎日。

本を読んでみようかなと思っても、内容が頭に入ってこない。謎解きパズルをしようと思っても、そもそも頭が働かない。
そしてすぐに集中力が切れる。
こんなことを繰り返していた。

入院して3日目くらいから、共有スペースに出てみた。共有スペースにはテレビがあって、自由にみられる。そこで他の患者さんとお話するようになった。
ここからちょっとずつ、入院患者さんとコミュニケーションがとれるようになってきた。
誰かと話しているだけでも、時間の進み具合が全然違う。

入院して6日目、スマホを使える病棟に移ることができた。(スマホを使えないのが苦痛すぎて、主治医や看護師さんにスマホが使える病棟に移りたい旨をずっと懇願していた笑)
相変わらず閉鎖病棟だけど、少し自由が利くようになった。時間が経つのもちょっと早く感じられるようになった。

回診では、ちょっとずつお薬調整していこうねという話をした。前通っていたクリニックではうつ病と診断されていたから抗うつ薬を飲んでいたけど、入院してる病院では双極性障害(疑い)と診断された。だからお薬も躁うつ病のお薬で調整することになった。

入院して1週間しか経ってないけど、早く退院したい気持ちが大きい。それは気分が安定してきたからではなく、いろんな制限から解かれたいからという感じ。やっぱり病院の集団生活だと自由が利かないことが多いのがデメリットだと思う。

でも退院したとて、ちゃんとした生活ができる自信がない。健康的な食事ができる自信はないし、ODしたくなったら我慢できなくて手を出してしまうと思う。入院生活はしんどいけど、今はその生活に支えられている感はある。なるべく早く退院したいけどね。

こんな感じで1週間は過ぎていった。今はなんとか1日1日を過ごすことを大事にしたい。

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