メタモルフォーゼの縁側【映画記録 No.1】
観て「よかったなぁ」って思った映画を私の素直な感想で紹介していく、新コーナーです。
歌、本に続き、映画です🎞️
映画館で観たものだけでなく、配信から観たものも含めて書いていきます。
ネタバレにはなるべくせず、これを読んだ方が「自分も観てみたいな」と思える文章にしていく予定です。
今日観た映画は「メタモルフォーゼの縁側」。
噂で良いと聞いていたのですが、やっと観れました。
メタモルフォーゼの意味は「変化」。
ちょっと寂しいひとりの老婦人と、自分をうまく出せない女子高生を出会わせ、変化を与えた、一冊のBL小説にまつわる物語です。
この映画を観ながら思ったことは二つ。
まず一つめ。
「好きなものを好きと言える気持ち抱きしめてたい」という槇原敬之さんの歌が、何度も頭をよぎりました。
今の私がまさしくそうですが、誰かに何かを「好き」という気持ちを伝えるのってとても楽しいんです。
登場人物の2人はBL小説の良さを縁側で語りながら、いきいきと、そしてキラキラとしていました。
そして二つめ。
一つめと似た内容かもしれませんが、
「生活に潤いがある」って大事だなぁって思いました。
私は今だんなさんがいて、それでもひとりの時間はなんだか寂しかったりして。
いなくなっちゃったら。
そんなこと考えたくないけど、老婦人はだんなさんを亡くしていて、もしそうなったらを考えずにはいられなくて。
でも生活の中に、何か「好きなこと」が残っていたら、未来に向かって生きる活力になるのかなぁと思ったりしました。
芦田愛菜さんと宮本信子さんの演技が本当に素敵だったし、
怖い展開になることもなく、終始穏やかな気持ちで観ることができた映画でした。
縁側でカレー、憧れるなぁ。
2024.1.21