「社会的養護」って知ってる?
最近、私が書いたある文章を読んだ方々からnote書いてみて欲しい!と勧められたので我もしてみんとてするなり。
さて、突然ですが、次のイラストは何を表しているでしょうか、10秒以内にお答えください。
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そう、正解です!
「何不自由なく幸せな家庭環境で育ち、身の回りの大抵のことには満足していて、人生の夏休みと称して遊び呆ける私のような平和ボケ大学生」です。
「あ、それ私も私もw」と思った貴方にこそ知って欲しい言葉、それは「社会的養護」です。
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「社会的養護」の説明に入る前に、まずはこの記事を読んでみてください。
こういった痛ましいニュースが最近テレビや新聞で取り上げられていること、ご存知でしょうか?
私たちが、「最近気になってるイケメンいるんだよね♡」「キャー、写真見せて?」「え、デート行くの?羨ましすぎ〜〜」って恋バナに花を咲かせている間にも、こうした家庭環境で苦しみ、必死にSOSを発信している子が日本にはたくさんいます。
こうした虐待だけでなく、親の貧困や病気によって家庭環境上保護者に監護させることが適当でない児童を、公的な責任として、社会的に養育し、保護することを「社会的養護」と言います。
具体的には、一時的に保護された子どものうち、家に帰して在宅支援するのが難しいと判断された子どもに、「施設養護」もしくは「家庭養護」をすること、つまり児童養護施設や乳児院に入れたり、里親に預けたりすること等を指します。
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厚生労働省の調査によると、全国の児童相談所における児童虐待に関する相談件数は、平成29年度には13万件を超え、児童虐待防止法施行前の平成11年度に比べ、約11.5倍に増加しています。
つまり、「社会的養護」の重要性は年々高まっており、量・質ともに拡充が求められているのです。
ただ一方で、まだまだ課題が山積しています。日本は諸外国に比べて里親家庭数が不十分であること、増加し多様化するニーズに対応できるだけの人材・財源・ノウハウが不足していることなどなど、挙げるとキリがありません。
もっと詳しく知りたい方はこちらを見てみてください。
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私は「社会的養護」という言葉を初めて聞いた時、自分がいかに幸せな家庭環境で育ったかを実感すると共に、「もし自分がそういった家庭環境で育っていたら今頃何をしていただろうか」「SOSを発している子ども達は社会全体として、守ってあげたい」「その子達にとって最良の環境・支援ってどんなものだろう」と色々と考えさせられました。
この文章を読んだ人に少しでも「社会的養護」について考えてもらい、少しでも多くの子どもが、安心して暮らせる世の中に近づいたらいいなと思います。
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