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買い置きができない

私は拒食症が過食症に変わっている今も、買い置きができずにいる。

冷凍庫にアイスがある。
お菓子がある。
パンがある。
そうなると、気になってしまい、落ち着けなくなるからだ。
そして、耐えられなくなる前に無くしてしまおうと全部食べてしまう。
その後は、罪悪感に襲われ、自己嫌悪。
その繰り返しだった。

だから、買い置きをしないことにした。
どういうことかというと、毎日買い物に行くことだ。
大変なのはわかっているが、毎日行くことにより必要なものしか買わないため節約にもなる。

私の場合は、毎日食べたいものが変わる。
昨日はお寿司と言っていたのに、朝起きると焼肉になってたりする。
自分の食べたいものでしか、カロリーを摂りたくないという考えなので、食べたいと思っているもの以外を作っても全く食べないのが私だ。
その理由もあって、お母さんも毎日の買い物を承諾してくれている。


でも時々、予期せぬところからの敵が現れる。
ご近所さんやお友達からのお裾分けやお菓子だ。
良かれと思って持ってきてくださるのは重々承知している。
しかし、私には敵にしか見えない。

しっかり、カロリーや食べ過ぎだと思わないようにと考えて買ったとしても、部外からのカロリー乱入により私のエリアでは戦争が起こる。
しかも大体は、大袋だったり、箱だったりで皆持ってくる。
人様の家に渡すときの見栄えはよくするのがマナーだ。
そんなのわかっているが、数が多いほど、戦争は激しくなる。
許せない私もいて、食べたい私もいて、
食べたら無くなるまで食べ続けてしまうのはわかっている。
でもボロボロにして捨てるか、誰かにあげるかしないと私は必ず食べてしまう。

以前、戦争が激しくなった時、一度いただいたお菓子を捨ててしまったことがあった。
失礼なのはわかっているが、どうしようもなかった。
でも、ゴミ箱に入っているのはわかっているし、袋に包まれているのもわかっている。
中身は綺麗だから。と結局ゴミ箱に入っているのを漁って1人でコソコソベランダで泣きながら食べた。

普通の人みたいに、私は人からもらったものを感謝していただくことができない。
そして、大事に食べることもできない。

摂食障害は恐ろしい。
食べれないだけ、食べすぎるだけ。細すぎる人…
世間からはそういう認識だが、もっともっと症状はある。
そして、生活や人格までも奪っていく恐ろしい病気。

「いつか、人からもらったものも、嫌なものでも美味しく食べれるようになったらいいのにな〜」
と言われることもあるが、私はそうを思わない。
これが私だから。と認めてあげることにした。
またできなかった。と責めるとプレッシャーになったり、心がもたなくなる。

だから、「これが私なんだ」と思い込むことで
お菓子に苛立つ私、ありがとうございますと言えない私、
そんな私を責めることは少なくなった。

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