ことばあそびは、違和感×音感×時流感
挑戦枠としてチャレンジした、
言葉の企画の「名付けの企画」。
今回のnoteは、
課題の名付けに関して、
どんな風に考えて提出したかを、
自分への議事録含めて公開してみたいと思う。
(めずらしい!)
◆挑戦する経緯
今回の名付けの企画は、
阿部さんから事前のラジオに出させてもらったことや、
超言葉術での「飲み狭間の戦い」での取り上げなど含め。
かなり自分的に(勝手に)プレッシャーを感じていて、
何が何でもいいものを出したい、という意気込みだった。
前回のテレビの企画でとても悔しい思いをして、
企画の負けは企画で返すしかない!と思っていたこともあり、
全力で取り組んだ。
という背景がありつつも、
とはいえ、昔から友人のニックネームをつけたり、
現象に名前をつけたりするのが大好きだったこともあって、
やっぱり僕は、
名付けというかネーミングが大好きで挑戦したというのが大きい。
あと、挑戦することで、
2020のみなさんにお会いできるのも、とっても楽しみ。
まさに今回の課題の1つとして提出した、
挑戦枠で言葉の企画に参加することに対するタイトル、
『縁挑戦』
本当にこんな気持ちで挑戦させてもらった。
◆ネーミングで意識していること
いつも僕は何か心や頭にピンときたら、
メモを取るようにしていて、
何かおもしろい言葉や、
その言葉はおもしろくなくても響きのいい言葉を、
ストックするようにしている。
そのストックしたことばたちで、
「ボールはともだち」ならぬ、
「ことばはともだち」と思って、
思いついたらツイートをしたり、
友人にメッセ送りつけたり、
毎日ことば遊びをしている。
(ほぼ親父ギャグと言われかねないがw)
最近のメモからだと例えば・・・
「キャラメルフラペチーノ」
→キャラメルとフラペチーノという響き、めっちゃいい。
何かできないかな?
絡めるフラペチーノ...
奏でるフラペチーノ....
「グレイテストショーマン」
→ショーマンで何かいじれそう。
例えばショーパンとか?
美脚全開のショーパンGIRLを、
"グレイテストショーパン"と呼んじゃうとか?
まさに、THIS IS IT!
「ブレーメンの音楽隊」
→なんか響きが好きだな。
ブレーメン、ならぬ、無礼なメンズ。
カラオケで無礼な男たちを、
"無礼メンズの音楽隊"と呼ぶとか、、?
「絶句する」
→絶句っていう響きが、ずっと頭の中で「Zepp」に聞こえてしまう。
音楽好き同士でのトークでもし絶句するようなことがあったら、
Zepp TOKYOならぬ、
"絶句 TOKYO"といえば、
盛り上がること間違いないな、、?とか?
と、いうように、なんかいい響きだな、、
と思ったらすかさずメモって、
それをまるでウイスキーのように寝かして、はっと、した時に、
思い出したようにコネコネしてみるようにしている。
◆今回の課題について(時代の名付け篇)
名付けのお題の1つ目はこちら。
今という時代の気分を見つめ、時代に名前を付けてください
まずは、課題の因数分解。
時代の気分を見つめる → 今ってどんな時代だろう?
今ってどんな時代かな、と振り返りながら、
僕的に思った中で名付けたいと思ったのは、
1:SNSのおかげで誰もがつながる時代
2:モノの良し悪しではなく、ブランドへの共感が大事な時代
3:大企業が全てではなくて、コミュニティが大事な時代
の3つだった。
それに対して名前をつけたのが、こちらに。
1:SNSのおかげで誰もがつながる時代
→「シェアわせの時代」
たのしいことをシェアしてしあわせ
人と人とがつながってしあわせ
共感してしあわせ
まさに、そんな時代。
早稲田大学時代に酔っ払えば口にしていた、
「早稲田で乾杯、しあわせだ」の音の響きをお借りして、
「シェアわせ」に、たどり着いた。
みんな、シェアわせ、してる?
2:モノの良し悪しではなく、ブランドへの共感が大事な時代
→「アグリーカルチャーの時代」
かつては日本はアグリカルチャー(農業)の時代だった。
しかしいまは、意味に共感できるかどうか、
つまりアグリーするかどうかで、時間やお金が動いていく時代へ。
これ、実は「シェアわせの時代」より自信があったのは、
ここだけの話。。。笑
3:大企業が全てではなくて、コミュニティが大事な時代
→「共創の時代」
今の時代、競争よりも、共創していく時代だよね、から着想。
でも、思えばこればひねりがなさすぎたな。。。
正直、「アグリーカルチャーの時代」が自信あったのだけど、
今振り返ると、うまいこと言ってやった感だけで、
中身の共感が薄いなと反省。
それに対して、「シェアわせの時代」は、
自分的に上手いこと言えた感は薄かったものの、
中身の共感性と言葉の音感が
うまくみんなに伝わったのがよかったのかなと。
◆今回の課題について(違和感への名付け篇)
2つ目の名付け課題は、
世の中に感じるあなただけの違和感に名前を付けてください
自分的にはこの課題が、とっても楽しみだった。
普段の違和感ストックからの、ことばあそびが試されるときだなと。
この課題で意識したのは、
基本的に0→1のことばはなかなか生まれなくて、
身のまわりのあるある!(=違和感)と、
世の中(=時流感)の、掛け算をどう組み合わせるか。
そしてそのことばが、
実際に声に出して試してみたときに、
リズム(=音感)が、口の端に乗って気持ちの良いものか。
「違和感」「音感」「時流感」
が満たされるもの
を重視して、ことばあそびをしてみていた。
そして、
違和感はメモでストックできるけど、
今の時流感については、「いま」が試されるので、
名前をつけたい!と思った違和感に対して、
ひたすら今年の流行を調べまくった。
(大抵流行語は、口の端に乗りやすいお手本中のお手本)
ぼくがこういう時よく見るものは、
・ユーキャン 新語/流行語大賞
・JC/JK流行語大賞(株式会社AMF)
・現役女子高生のトレンド(「TT総研 -Teens Trend総研-」(ティーティー ソウケン))
この3つ。
ユーキャンの流行語大賞は有名だが、
特に侮れないのは、JC/JKたちの流行り言葉。
ここに載っている言葉は、どれもパワーワードばかり。。
大抵悩んだ時このサイトを見ると、ヒントがゴロゴロ転がっている。
<参考>TT総研の「JKトレンドキーワード予測」
<参考>株式会社AMFの「JC・JK流行語大賞」
見ればわかると思うけども、もうパワーワードの宝庫すぎて。。
どれをみてももじりたくなる、ことば遊びしたくなるようなワードばかり。
今回の課題では、
"会議において、右往左往して結局何がまとまったかわからないまま、
「じゃあ、そういう感じで!」と、クローズする違和感"
に何か名付けたいと思った。
前から思っていたものの、
コロナ禍でのリモートワークもあって、
特に顕著になってきているなと思ったからだ。
その違和感に、
上記のJKトレンドなどを参考に、
ひたすらことばの掛け算をしていって、
「会の不時着」が生まれた。
『愛の不時着』という、
同世代であれば一度は聞いたことのある大流行コンテンツ(=時流感)に、今の時代だからこその違和感(=時流感)の掛け算。
そして、「会」と「愛」のリズム感(=音感)。
ことばあそび3点セットが揃っていたこともあり、
これは、いいなと自信を持って出せたワードだった。
ちなみに他の2つは、
「ダチョウ不在倶楽部」
じゃあオレがやるよ!という人がいなくて、
気まずい時間が流れた時の違和感。
カラオケの1曲目がなかなか入らないとき、あるよね?笑
「すっぴんのすっぴんがすっぴん」
あざとくて何が悪いの?をみていた時に、
ナチュラルメイクをしている女子が「すっぴん」と発言した際、
みんな「これは絶対メイクしてる!」と言っていた時に感じた違和感。
すっぴんがメイクありなら、すっぴんのすっぴんが、それがすっぴんってこと?と思ったところから。
ただ、上記二つは、
「違和感」「音感」しか満たせておらず、
「時流感」にかけていたので、あんまり伝わらなかったのかもなと反省。
やっぱり3感揃わないとダメってことだ!
Less is Moreができていないかもだが、
今回のnoteはこのようなところでお開きお開き。
そして、大事な企画の課題の1つ、
「自分の名前の名付けの由来」については、また別口で、!
あらためて、俊介という名でいまの人生に関われているのは、
偶然であり、必然だったのかもな、と、しみじみとしている。
親にも、先祖様にも、そして普段から丸橋俊介に関わってくれている、
このnoteを読んでくれているあなたにも、感謝の気持ちでいっぱい。
それでは、また!
#言葉の企画 #名付けの企画 #シェアわせの時代 #町中華で飲ろうぜ
この記事が参加している募集
さぁみんな「この指とまれ!」