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生身

さて、もう10月も終わりを迎えようとしている。
もう今年も2ヶ月ほどしか残っていない。毎年、この季節になると同じことを言っている。この感覚が日本人的なものなのかもしれない。
 
季節とは巡るものだ。当然、目靴のは季節だけではない。朝と夜は交互にやってくる。白夜のような現象を覗けば、誰にでも夜と昼は平等にやってくるのだ。そんなことばかり繰り返して人は歴史を前へと薦めてきた。
 
あやゆるものは巡る。しかし、自分だけが停滞している。そんな風に思うことがないわけではない。世界は自分を残して前へ前へと進んでいく。世界の果てに残されてしまっている。その世界の終わりのような場所で、僕は毎日呼吸を繰り返しているのだ。

10月は終わっても、「今日」は続くのだ。そして、新しい月に向かう。自分は世界の底に残ったままだ。
 
世界の一番下にのこされた自分と、世界の最前面で続く「今」。時間は複雑だ。僕は、追い立てられる。そして、追従せざるを得ない。時代に誰も無頓着ではいられない。

そんな中でも笑っていたい。乱筆が過ぎた。

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