シンデレラ・ストーリーが世に溢れている
最近目に留まるマンガは、
いわゆるシンデレラ・ストーリー。
身分違いの結婚。
親の再婚。
継母・腹違いの兄弟からのイジメ。
不等な扱い。
教養はない。
健気。
心優しい。
みすぼらしい格好をしているが、
着飾ると注目の的。
そして本命の目に留まる。
外見ではなく内面を見てくれる。
周りからやっかまれる。
諦めが早い。
自分よりも他人。
本命に助けてもらう。
幸せなエンディング。
いわゆるシンデレラ・ストーリーは、
かなり溢れている。
現代版から、
異世界版まで。
どれも似たりよったり。
でも次々にあらわれる。
なぜか。
憧れるシチュエーションなのだろう。
自分には「ない」のにだ。
あらゆるコトが自分と合致しない。
心は黒い。
外見もよろしくない。
働き者ってわけでもないし。
賢くもない。
特技も特にない。
内面を見てもらっても残念な人でしかない。
別人過ぎて、
自分との重ね合わせはできないのだ。
じゃあ、
なぜ見てしまう(読んでしまう)のか。
世の中(自分)がこうあってほしいから、か。
内面を見てほしい。
努力に見合う正当な評価をしてほしい。
ズルい人は必ずバレる。
そして、
優しさを学ぶ。
自分もこんな優しい人間になりたい。
ついでに賢くありたい。
謙虚な自分でいたい。
でも結局、
幸せになりたい。
のかもしれない。
わたしは基本的に、
難しいストーリーは読まない。
間違えた。
読めない。
まったくシンデレラフィットできる気がしない。
生活も、
性格も、
容姿も、
フィットしないのだ。
シンデレラに憧れるなんてどうかしている。
王子様が見つけ出してくれるのか?
家族や周りから蔑まれたいのか?
一度二度でなくドン底のように思える生活をするんだぞ?
耐えられるのか?
少なくとも、
シンデレラにあたる主人公等は、
人が良すぎて、
そんな状況ですら楽しもうとするのだ。
ドン底にはいないと思っている。
「マジ最悪」なんて言わないのだ。
最後に、
シンデレラ・ストーリーは世にたくさん出ている。
そんな中でも読み手を増やすストーリーはある。
やはり描写力だろうと思う。
こんな自分とは重ねようにも重ならない世界にも没入できるくらいの細かい設定が必要だろう。
容易に想像ができる方がいい。
でも予想外の展開が待ってる方がより良い。
最後はちゃんと読者の望むだろうエンディングを用意してほしい。
ちなみにわたしは、
シンデレラよりも美女と野獣のベルが好きです。
ベル・ストーリー。
ベルが野獣の内面をみますね。
冬の野獣はあたたかそうだ。
モフってやりたい。
とまぁ、
そんな理由ですけど。
そして結局ベルともフィットしないけどね。
ははは。
最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。