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映画「耳をすませば」
ジブリ映画「耳をすませば」は、
わたしが大好きな作品だ。
ちょうど中学3年の時に放映され、
色んな感情を重ね合わせて観ていた。
バロンの置き物も宝物だ。
パンフレットの最後に載っている関連グッズの中にいたバロンの置き物。
お小遣いを叩いて入手した。
当時の私には躊躇する値段だったが、
割とすぐ決した気がする。
ちょっと欠けたりしていて、
正直大事にしてきましたと胸を張って言える状態ではないけれど、
20年以上一緒にいてくれる。
ちなみに目は光らない。
でもこれまで店頭で見かけたどのバロンよりも、
うちのバロンはカッコいい。(と思ってる)
そんな「耳をすませば」が実写になると聞いたときは凄く嬉しかった。
わたしはズルいから、
まわりの反応をみてしまう。
どうやらあまりいい感想はないようだ。
ストーリーも本編とは若干違うらしい。
(この場合の本編とはジブリ映画のこと)
(ホントの本編の漫画も読んだ)
結局、
映画館へ足を運ぶことなく放映が終わってしまった。
感想を言うと。
わたしは好きだ。
観る前には、
「これは耳すまではない耳すまなんだ」
と言い聞かせていたけれど。
確かにストーリーに多少違うところがあった。
できればそこは本編に合わせてほしかった!!
っていう部分もあったけれど、
最終的な収め方は、
わたしの好きな耳すまとしての終わり方だった。
実写にするということは、
共感しやすいポイントというか、
リアリティが感じられた方がいいと思うけれど、
耳すまの世界観はちょっとだけ現実離れしているところだと思っているから、
実写の中にもそんな世界があって良かった。
あり得ないのかもしれない。
でもそうであってほしい。
そんな願望を叶えてくれた。
自分の未来がどこに向かっていくのか、
不安なようで、
でもまだ現実味を帯びていないそんな時期。
夢をすでに見つけて一生懸命な聖司と、
そんな聖司に焦りながらも、
雫自身も好きな世界に挑戦する。
同世代だった当時のわたしには、
ふたりの姿が眩しく、
どうかまっすぐ進んでいってほしいと願った。
それはある意味希望のようなもので。
映画は10年後の世界を舞台にしていて、
まっすぐ進むふたりの姿は変わらず、
それでも壁にぶつかり、
迷い悩む姿がそこにあった。
大人になるということは、
何かしら結果を出していないといけないような気になってくる。
結婚だったり、
夢を形にしていたり、
仕事で結果を出していたり。
そんな結果がない自分に焦りを感じる。
この歳でまだ夢を追っている自分に不安を抱く。
色んな不安に一斉に覆われてしまう。
本来別々の悩みであるはずなのに、
焦りから一緒くたに考えてしまう。
そして全部の結論を出そうとしてしまう。
背中を押すのは大切な人から言葉。
ほしい言葉をくれてありがとう(視聴者意見)
結論、
耳すま実写版も満足できた。
最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。