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子供の頃の記憶との誤差

わたしは実家から遠く離れた場所に住んでいる。
自己紹介の記事に理由は書いてあるが、
実家とは疎遠である。
最後に帰ったのは12年前だと思う。
多分。
帰りたいかといえば、
まぁ懐かしい気持ちは当然あるから、
実家じゃなくても地元をうろつきたいとは思う。
きっと様変わりしているだろう。
仕事中に、
ストリートビューで散歩することがあるが、
それだけでも違いがよくわかる。
そして、
迷子になる。


実家で暮らしていた頃って、
移動手段は自転車・徒歩・バス・電車で、
それこそ細い道とか、
神社の境内とか墓地の抜け道とか、
そんな道をつかって動き回っていた。
ストリートビューって公道しか動けないから、
実は道がわからないという。
自分で運転しないと道を覚えない。
車でももちろん移動したことはあるけど、
実はあんまり分かってなかったと知る。


子供の頃の記憶より、
月日が過ぎてから久しぶりに見ると、
あれ?
こんなに小さかったっけ?
と思う現象があるかと思う。
わたしの場合、
道路幅がそれで。
実はこんなに狭かったのかと。
車で通ろうとすると余計に感じる。
見通しも悪いし、
今運転したら怖いだろうな~と思う。
まぁ慣れもあるだろうけど。


もし地元を訪れる機会があれば、
地元ドライブをしたいなぁと思う。


ちょっと恐怖の記憶の話。



最寄りの駅から実家までは徒歩20分ほど。
駅近隣のプチ繁華街を抜け、
国道を横断後は、
閑静な住宅街をひたすら歩く。
時間によっては、
通行人も車通りもさほど多くない。
歩き慣れた道。
車がスピードを落とせば対向できるところから、
徐々に離合困難な幅になる。
場所によっては歩行者も避けて、
車が通り過ぎるのを待つところもある。
だから避けるポイントも知っている。
ちょっと歩速をあげて、
避けポイントに逃げ込むこともある。


中3の頃。
塾の帰り道。
いつもは自転車で通っていたが、
雨の日は電車を使っていた。(立地的に遠回り)
夜21時台だったかと思う。

人は前後に距離をあけてちらほら。
途中で別ルートに曲がっていったりと、
人の姿もなくなった頃。
後ろから車が通り過ぎていった。

しばらく進むと、
その車が袋小路で曲がって停車していた。
そこを横目に通過すると、
その車はバックで出てきた。
進行方向が同じようだった。
道幅的には問題ないと思っていたが、
なかなか追い越さない。
おかしいな~とはちょっと思ったが、
さっきよりも更に端を歩いて通り過ぎるのを待った。
それでも追い越さない。

急坂を上ると、
坂を上り切る辺りが、
2m程度に狭くなる箇所がある。
全然抜かさないので、
狭くなる直前に(これなら通れるだろ!)と言わんばかりに歩を完全に止めて避け、
車が通るのを待った。

でも通り過ぎてくれなかった。

だから先に進もうと歩を進めた。
そしたら、
なんと車を無理やりねじ込んできた。

壁を擦る音がした。

一気に恐怖に変わって、
すぐそばの市営住宅の敷地内に逃げ込んだ。
車は入ってこられない。
市営住宅の住人のフリをして階段をあがるフリ。
完全に死角に入る。
でも車を降りて追ってこないとも言えない。
しばらくして、
さっきの方向を見ると車は見当たらなかった。
でも先で待っている可能性もある。
このまま敷地内を抜けて反対側から回って帰ろうと思った。
もちろん反対側に車が回り込む可能性もある。
だから影に隠れながら、
車がいないか確認して、
ようやく家にたどり着いた。



家まで残り100mほどの距離で、
帰宅前のかくれんぼをしたという話である。
車の通れない道を知っているのも、
身を守る方法かと。
今思えば、
不法侵入的な事も普通にしちゃってたけど。


話のまとまりがないですが、
最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。

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