〈体のケア〉マイクロカレント療法:AT-mini
以前、MMAの試合2週間前に腕十字で右肘の手根屈筋を怪我してしまい、曲がらなくなりました。ここから追い込み練習もやりながら、死ぬ気で治すと思って整骨院に毎日通いました。
電気治療のハイボルテージ治療、治癒力を高める超音波治療、そして、マイクロカレント療法を行いました。
特にマイクロカレント療法は整骨院の先生からAT-miniという機器を貸してもらって家で試してみました。
マイクロカレント療法とは
体の細胞は傷ついたときに損傷電流という微弱な電流で傷ついた組織を修復します。マイクロカレントは損傷電流と同様の弱い電流を流して、傷ついた組織の修復を早めようとするものだそうです。(下記リンク引用参考)
NHKのクローズアップ現代でも紹介があります。無感の電気なので、整骨院に通い始めの患者さんには受けが悪いと聞きましたが、アスリートで使用されている方は多いようです。
伊藤超短波のAT-mini
伊藤超短波のAT-miniというマイクロカレント機器を貸していただきました。(下記リンクのものです。)他にもオムロンのマイクロカレントもありますが、伊藤超短波は物理療法機器を専門で取り扱われている企業のようです。Amazonのレビューも結構いいです。
2024年にAT-mini chargeというリニューアル製品がでてきました。旧モデルは充電の際にバッテリーの取り外しがあったのですが、それがなく、かつ、軽量になっています。
↓公式のHPものせておきます。
使用方法・使用感
MMAの試合2週間前に右肘の手根屈筋を損傷してすぐに使用し始めました。
CARE、COMB、HEALの3つモードがありましたが、普段のコンディショニングに使用されるCARE(12時間)モードを先生におすすめいただき、使用しました。マイクロカレントは少なくとも数時間つけていないと効果を実感しにくいということで、お風呂に入る時、運動する時以外はずっとつけていました。本当に効くか、試合に間に合うのか疑心暗鬼でしたが、藁にもすがる思いでした。
怪我してから3日目、寝起きの右肘の調子が良く、回復傾向でした。全治3週間はかかるといわれましたが、それより早く治りそうだと思いました。地道に当て続けていれば効果はありそうです。
怪我してから1週間でサポーターを付けてのスパーリングを再開でき、2週間後の試合は念の為テーピングをしたものの、フルパンチできましたし、試合後怪我は悪化しませんでした。
整骨院の先生から聞いた補足情報ですが、
・アイシングと組み合わせると筋肉系の怪我にさらに効く。
・マイクロカレント療法は骨よりも筋肉の方が効きやすい。
・皮膚から2〜3cmの深さまで効く。
特に3つ目について、インナーマッスルは効きにくいかもしれません。
試合後、購入
試合後、先程リンクを貼った、AT-mini chargeのリニューアル製品の方を購入し、現在も筋肉系で怪我した際に使用しています。
ふくらはぎのこむら返りや、膝の外側の腱に使用しました。色々試していくにつれて、皮膚に近い方の怪我は治りやすいと思いました。これから筋肉痛にも試していきたいです。
最後に
怪我をすると練習ができなくなったりストレスが溜まりますが、今まで、湿布を貼るくらいで、あまりケアもせずに置いてしまっていました。右肘の怪我を機にケアについて知識が少しついたのかなと思いました。マイクロカレント療法、御参考になると幸いです。