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11時間でドイツ語の感覚を取り戻した

ドイツ人の友人とLanguage exchangeを始めて5ヶ月が経過。
LEは今までに何回かやったことがあるが、継続した試しがなかった。
理由は色々あるが一言でいうとお互いのタイミングがいろんな意味で
合わなかったのだと思う。でも、今回は毎週一回1時間のペースが継続できている。友人の夏休みで一回やらなかっただけだ。

彼女もやると決めたらやるタイプのようだ。
今回はそこが合致した。当たり前だが継続する気持ちがあり、それを地道にやりとげようとするタイプは語学には強い。何事もそうかもしれないが。
最近、以前に一回読んだ「atomic habits(ジェイムスクリアー著)」をもう一度audible で聞き始めた。これはとてもやる気スイッチを押される本。日本語のタイトルがもひとつ伝わりにくいのだが、私なら「チリツモは、爆発だ!」と訳したい(笑)とてもおすすめの本。本の主題は「習慣に落とし込むことが成功の秘訣」だと思うが、「目標設定」の考え方が私の中で新しくなった。例えば、ドイツ語でペラペラになるというのを目標にしがちだが、この本の考え方でいうと毎週一回ドイツ語のLEを続ける!これを「一種の目標」にして生活の中に溶け込ませる。

彼女に連絡をとってLEやらない?と提案したのは6月の頭だったからちょうど5ヶ月。カレンダーを見て指折り数えると私たちは22回のLEをした。「一種の目標」は完全に生活に溶け込んだ。だから目標はある意味で現在進行形で「達成中」LE1時間の内訳は30分は私がドイツ語で話す。30分は私が彼女に日本語を教える。私はプロの日本語教師だから彼女にはよい条件だと思う。私には語学の先生は不要で、忍耐強く私のドイツ語を聴いてくれる人、話していて楽しい人、心が落ち着く人が必要。そういう意味でお互いwin-winなよい関係なのだと思う。実際非常にうまくいっている。そして単純に楽しい。

この5ヶ月の間、特に初期は苦しかった。私のドイツ語は錆びついているどころか
錆の塊のようだった。体調や脳の調子?でどうにも口からドイツ語が出てこず、(今日はダメだ)という日もあった。そう言う時は、(今日はダメだっていうか、もう私は語学を習得できないぐらい老化しているんじゃない?)と弱気にもなった。でも今週のLEで彼女に言われた。「今日のまーさのドイツ語はとてもよかった」自分でも内心(今日は調子がいいぞ!)と思っていたので嬉しかった。

そこで計算してみた。私は何時間でドイツ語の感覚を取り戻したのか。(完璧にというのではなく、ここからドイツ語で走り出せるという感覚だ)11時間だった。
これからは順風満帆に伸びていくのみというわけにもいかないだろうが、少なくとも去年の秋に感じた(話せない、、、)という立ち上がれないほどの疲労感は卒業できた。(あの疲労感は二度と味わいたくない。)

この間、単語の暗記、文法書を読むということはしていない。続けてることはただ一つ。「話したいことを考える」そして「それを話してみる」週に一回30分だけ全力集中で話す。このチリツモが11時間後に小さな爆発を起こした。



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