私は逃げている。いつか追いつかれてしまうまで〜私は罪人である〜
これは、ただの祈りだ。
前提
まず、「誰かに殺されたい」と願うということが。
「その人を殺人鬼にして、社会から殺されるように願う」ということだ。
人を殺されるように願うことが罪でないなら一体何なのだろう。
起:私という罪人
私は自分の被虐願望や希死念慮から、逃げ続けている。
私の本当にしたいことを、できるだけやらないようにするために生きている。
世間のみんなは……したいことをただしているので、眩しい。
追いつかれたくないんだ。
追いつかれたら、僕はダメなんだ。
承:逃亡のための手段
だから、僕の創作は逃げるための創作で。
逃げるための音楽だ。
助けて欲しい。でも、助からないんだ。
……僕のことなんぞ忘れて、君だけが一人で勝手に幸せになってくれたらいいのに。
どうしても君が好きだ。
助けて欲しいと願ってしまうのは、でも助からないのは、生き地獄だよ。
転:あなたの輝きが、眩しいのです。
あんたのせいで人生が最高で最悪だ。
出来ることなら一緒に地獄へ落ちたい。
なぁ……、はは、冗談、冗談だよ。
馬鹿なことを考えたりするなよ。
僕は君が不幸になるのを望んでないよ。
君は幸せになるべきだ。
結:妄言。
ああ、だから僕は諦めが悪いのさ。
はは、ああ、もう、少し寝るよ。
おやすみなさい。
どうか、あなたも良い夢を。
追記:当記事は下記の作品にインスパイアされたものです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?