「迎え火鬼百合」

ご先祖の　

迎え火となる

鬼百合は

鬼百合

新盆にむけて

鬼百合が一斉に

咲く

咲く　　

吊り提灯のように

花びらがぼんぼりとなって

揺れる

揺れる

川流れから

続く群生の鬼百合が

迎える

迎える

夕べの赤い火

闇夜を照らし

燃える

燃える

ようこそ皆さま　

よくぞいらっしゃいました

今日は小豆を煮まして

振る舞わせていただきます

どうぞお帰りになられる

送り盆まで

ゆるりと

お楽しみ下さいませ

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